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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百三十一話
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は諦め、着替えてから戻ってきた。

(うーん……これはこれで眼福だな)

「なぁ幼馴染様よ」

「なに、忍さん?」

「御主あの猫委員長と知り合いじゃったよな?」

「そうだけど?」

「では我が主様が儂の後ろ姿を視姦しておったと伝えてくれ」

「ふぅ………わかった」

そこでバッと暦が目を反らした。

「御前様よ。この体はユートピアの作った人形じゃぞ? 御前様もしやピグマリオンコンプレックスか?」

「違うわっ!」

「ユートピア? それ誰?」

「転生にして新生にして厭生の吸血鬼ユートピア・クイーンパラドクス・グリップアンドブレイクダウン。幼馴染様も知っとるはずじゃよ。たしか人間としての名はイチカとか言ったかの」

「一夏君? え? 一夏君吸血鬼なの?」

「そうらしい。去年の夏に…えっと…千冬さんの応援に行ったドイツで吸血鬼になったんだって」

「へ、へー……。その体も一夏君が?」

「正確には束博士だな。この間貝木の件で一夏君を呼んだときに束博士が怪異をISコアの制御プログラムにする実験をするとか言ってたから」

「ふーん…。その体ってISなの? ほら前にテレビに出てたリムシィさんみたいな」

「さぁの」

その後、二人の妹が起きてひと悶着あったが、何だかんだでキスショットは阿良々木家の女子陣に溶け込んでいた。

問題はそのあとだった。

「おお、そういえば我が主様は儂を助けた時にエロ本を持っとったがあれはどうしたんじゃ?」

「しらねぇよ」

「あそこに起きっぱなしかの?」

「だから知らねぇつってんだろ」

と、まぁ。暦の知られたくない事やら何やらを暴露し始めたのだ。

そして昼過ぎ、遂に暦の堪忍袋の緒が切れた。

「ここは先輩に聞くのがベストだな」

部屋に戻った暦がスマホを弄る。

掛ける相手は年下の友人であり吸血鬼としての先輩である一夏だ。

「……………一夏くん」

『どうしたの暦さん。そんな押し掛け彼女が浮気相手と鉢合わせた修羅場に巻き込まれたチャラ男みたいな声だして』

「…………………いい感じに忍をバカにする方法を教えて欲しい」

『はいはい。詳しくは聞かないけど今から面白いものと使い方届けるから待っててねー』

一方的に電話を切られ、待つこと五分ほど。

ブゥーン………というプロペラの音が聞こえた。

暦が外を見ると、一機のドローンが滞空していた。

「………………は?」

とりあえず暦は窓を開けて、ドローンを中に入れた。

ドローンはふわりと着地し、腹に抱えていた箱を切り離すと窓から出ていった。

「………ああ、今旅行中だっけ」

暦が箱をあけると、中にはペット用の皿
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