第二百三十.五話 箒と簪がエロトークする話
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毒牙にかかったわけだ」
「彼女としてそれでいいの!?」
「私もオータムは狙っていたからな」
「っ!?」
「逃げなくてもお前を食べる気はないから安心しろ簪」
「本当に?」
「ああ。一夏のハーレム候補に手は出さん」
「ハーレムって…別に私は…一夏の事は…」
「急にしおらしくなったな。そういうところを見せれば一夏も喜ぶだろうな」
「は、ハーレムって箒は何も思わないの!?」
「ふむ…そうだな…むしろ私がハーレム計画を進めているような物だ」
「なんでそんな事してるの?」
「いざという時、一夏をこちら側に繋ぎ止めるためだ」
「繋ぎ止める?」
「私には、一夏がどこかへ行ってしまうのではないかという不安がある。
一夏はもう人間ではないからな。
その気になれば、きっと一夏は進んでしまう。
私はそれが嫌だ。だから一夏を進ませないよう、繋ぎ止めておける場所が要る」
「よく、わからない」
「そうか。なら私と姉さんだけでは一夏を性的に満足させられそうにないという俗な理由という事にしておいてくれ」
「俗すぎる…」
「俗なことは大切だぞ。普段俗であるから一時的な極地という物が生まれる。
俗を知らなければそもそも悟りなどないのだからな」
「なんでいい話風に纏めようとしてるの?」
「ふむ、いい話風に閉めたくないのなら…。
私の母乳でも飲むか?」
「えぇ…」
「そこまで甘くはないぞ。一夏からすれば何よりも甘いらしいがな」
「そっか吸血鬼だから」
「うむ。姉さんが母乳が出るようにナノマシンを使ったのも一夏に擬似的な吸血行為を行わせることで一夏の存在を確立するためだ」
「存在を確立?」
「ああ。吸血鬼が吸血しなければ最悪世界に消されるそうだ。それを防ぐためのナノマシンでもある」
箒が着ていた服を脱いでいく。
背中のホックを外した。
「す、スイカップ……って…なにそれ」
簪が指差したのは箒の乳首……に刺さっているプラグだった。
「これか? 母乳が溢れないようにする詮だ。これはプレイ用じゃなくて日常用だぞ」
「どう違うの?」
「プレイ用はイボがついていたり媚薬注入用の針が仕込まれてたりする」
「………ところでそれはいったい何の報復だったの?」
「たしかエロデートの報復のオマケだった気がする」
「相当怒ってたんだね」
「理由が乙女チックで不覚にも萌えたがな」
箒がピアスを外して、栓を抜いた。
簪を手招きする。
「飲むか?」
「少し…」
簪が箒の胸を吸う。
「ん……なんか…変な味」
「私もそう思う」
「不味くはないだろう?」
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