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ある晴れた日に
56部分:穏やかな夜にはその五
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ない返答であった。
「三回目でな」
「やっぱりそんなところかよ」
「たまには勉強しろよ。先生も頭抱えるだろうがよ」
「勉強なんて進級できればいいんだよ」
 今度の二人の突込みにも開き直る野本であった。
「そんなもんはよ」
「いや、あんたその進級すらどう見てもやばいし」
「三回目の追試でって」
 今度の突っ込み役は茜と静華である。完全に呆れた顔になっている。しかし三回も追試をするとは随分と根気のある学校である。
「留年どころじゃないじゃない」
「普通一回で終わりよ」
「通ったからいいじゃねえかよ」
 今回も完全に開き直っている。
「それはそれでよ」
「それで野本君」
 四面楚歌な彼にも優しく声をかけてきた未晴であった。
「どう?ロイヤルミルクティー」
「美味いな」
 片手にカップを持って啜りながら答える野本であった。もう片方の手にはスプーンを突っ込んだままのカレーがある。見ればもう殆ど食べてしまっている。

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