第2話
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「科学側のお前に魔術の事を話しても信じないと思うが一応説明してやる。
この剣の名前は絶世の名剣って言うんだ。
簡単に説明するとこいつは何があっても折れる事はない。」
絶世の名剣。
フランスの叙事詩『ローランの歌』に登場する英雄・ローランが持つ聖剣。
「切れ味の鋭さデュランダルに如くもの無し」とローランが誇るほどの切れ味を見せたと言われている。
砂鉄があれば何度でも修復出来るからと言って、絶対に折れないわけではない。
渾身の力で斬りかかった絶世の名剣を受け止めれば折れるのは必然。
しかし、美琴は砂鉄の剣が折れた事に対しては驚いたがそれも予想の範囲内だった。
「魔術とか何だか知らないけどあれだけじゃあ勝てるとは思ってないわ。」
すると先ほどとは段違いの砂鉄が舞い上がりその砂鉄が麻生の周りを取り囲む。
「どう?降参したらすぐに電磁力を解いて・・「目障りだ。」・・え?」
麻生がそう言うと電磁力で操っていた砂鉄がいきなり元の砂鉄に戻った。
(あいつは何も動いていないのに!?・・・・くっ!!!)
美琴はもう一度砂鉄を舞い上がらせようとしたが幾ら電磁力を出しても砂鉄は舞い上がらない。
(どうして・・・どうして、反応しないの・・)
美琴が砂鉄が舞い上がらない事にうろたえていると・・・・
「もう一度同じ事をされても面倒だからな、此処から周囲1キロ内にある砂鉄をただの砂に変えた。」
美琴は信じられないと思った。
自分の知っている能力でこんな事をできる能力はしらないからだ。
(打つ手はなし。
それならもうこれしかないわね。)
美琴はポケットからゲームセンターのコインを出してそれを親指に乗せた。
「正直、これは使いたくなかったわ。
これに関してはあんまり手加減できないからね。」
美琴は自身の切り札であり自分の能力の異名である技を使おうとしている。
超電磁砲
膨大な電流を流す事によって発生する斥力をもって弾丸を発射する。
しかし麻生はそれを前にしても態度を変えない。
「いいぜ。
ちょうどその技がどれほどの物か見たかったしな。
本気で撃ってこい。」
その挑発で頭に血が上り美琴は今ある電力を全部使い超電磁砲を麻生に放った。
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