暁 〜小説投稿サイト〜
とある星の力を使いし者
第2話
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何もする事もないし散歩でもするか。)

制服を脱いで黒一色の服に着替えて部屋を出る。
いつもの通り目的もなくふらふらと散歩する。

「見つけたわ!!!!」

突然麻生の後ろから聞きなれた声が聞こえた。
その声を聞くと麻生は大きくため息を吐いた。

(最近俺の幸運が低くなってないか?)

そう思い声のする方に振り向く。
そこにはパチパチと電気を出しながら御坂美琴が立っていた。

「今日と言う今日は決着をつけてやるんだから!!!」

美琴は麻生を指さして言う。
それを聞いた麻生は振り返る。
美琴は逃げるかと思ったが、麻生は逃げずにいつものペースで歩いていく。

「ちょ・・ちょっと!!待ちなさいよ!!!」

美琴は麻生にいろいろ話しかけるが、麻生はそれを全部無視する。
自分を無視された美琴はバチバチと、電気を出しながらと肩を震わせる。

「私を無視すんな!!!!」

その叫びと同時に麻生に電撃を放つ。
しかしその電撃は麻生の直前で何か壁にぶつかったかのように弾け飛ぶ。
すると麻生は足を止めて美琴の方に振り返る。

「ようやくこっちを見たわね。」

「お前、毎回毎回俺を見つけては追いかけまして暇なのか?」

「こっちだって無い時間を作ってるのよ。」

「わざわざ作らんでもいいだろうに・・・・それでどうしたらお前はどうすれば追い掛け回すのを止める んだ?」

麻生がめんどくさそうに美琴に聞く。

「え?・・そ・・そりゃあもちろん・・・・私が勝ったらよ。」

照れながら美琴は言う。
それを聞いた麻生はまた大きなため息を吐く。

「分かった。」

「え?」

「相手になってやるよ。
 もう追いかけ回されるのは面倒だしな。
 少し拓けた場所に移動するぞ。」

そう言って再び歩き出す。
美琴はようやく戦えると思い頭の中で色々考える。
少し歩いた所にある河原で向かい合う二人。

「ふぁ〜〜〜〜〜、じゃあ始めるか。
 どっからでもかかってこい。」

欠伸をしながら棒読みで言う、麻生。
普段の美琴ならこれを見て頭に血が上るのだが今回は違った。

「言われなくてもこっちはずっとこの時を・・・・」

電撃を身体から放ちながら言う。

「待ってたんだから!!!!」

それを右手に溜めて電撃の槍を作りそれを麻生に飛ばす。
その威力は今までとは桁違いの威力だ。
だが、それも麻生の直前で何かにぶつかり弾け飛ぶ。

(あれもくらっても無傷かよ。
 それなら・・・・)

今度は動きながら電撃を放つ。
一直線ではなく四方八方からの電撃による攻撃だ。
美琴は麻生の前には何か見えない壁があり、それが電撃を防いでいると考えた。
その壁は前方だけし
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