暁 〜小説投稿サイト〜
仗助にもしも双子の姉がいたら?ネタ
透明な赤ちゃん
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
と、触った感じで分かったんだけど、赤ん坊は…女の子でした。
 仗助に赤ん坊をまかせ、私は、ジョースターさんと、ベビー用品を買いに店に入った。
 たくさんある用品の中からどれが良いか聞かれるので、同じ女の子でも、分かるか!っとツッコみ。で…、結局たくさん買っちゃった…。メチャクチャお金かかったけど、ジョースターさんのカード払い。

 で…、赤ちゃんの服やオムツ、そして帽子も被せ、靴下もはかせた。本当に透明で、顔がないから常人が見たら不気味がられるのは間違いない。
 そこでジョースターさんが、一緒に買ってきた化粧品を使い、顔をファンデーションで塗った。
 顔を塗ったことで分かったけど、かなり可愛い子だった。これなら顔立ちも分かり、母親探しの良い情報源になりそう。
 最後に目だけは塗れないので、サングラス。
 しかし…、油断してた。
 赤ちゃんの透明にする力が強まり、ファンデーションも、服も、終いにはジョースターさんの手まで透明にしてしまった。
「ジョースターさん! 手を離せ!」
「えっ? えっ!?」
「早く、その赤ん坊から手を離して! 全身透明にされちゃう!」
 ジョースターさんは、ベビーカーに赤ん坊を乗せた。
 しかし、離してもジョースターさんの手は透明なままだった。
 そうこうしていると、ベビーカーまで透明に。けど、半径30センチぐらいが。
「やばいぜこりゃ〜〜! 赤ん坊から半径30センチぐらい全てなんでもかんでも透明にしちゃうみたいだぜ〜〜〜!?」
「あっ…。」
「? どうしたんじゃ?」
 私の異変にジョースターさんがいち早く気づいた。
「やばい…。ま、マズいよ…。」
「どうした、姉ちゃ…、っっ!?」

 ベビーカーの下に、ブルー・ブルー・ローズの根っこが…。
 ウソでしょ!?
 今にもベビーカーの下から登って、赤ん坊を狙おうとしてる!

「ミナミちゃん! スタンドを引っ込めるんじゃ!」
「で…できないの…。」
「姉ちゃんのスタンドは、暴走してんだ! 自分の意志じゃ操れねぇ! あっ。」
 っという間に、ブルー・ブルー・ローズの根っこがベビーカーに登ろうとして、ベビーカーを動かしてしまった。
 緩やかな坂道をベビーカーが走って行ってしまう。それを追いかけて、ブルー・ブルー・ローズの根っこが動いた。
「あ、ああ、ああああああああ!」
「マジか!? こんなヤバいときに!」

 なんで!? なんで赤ん坊を狙うの!
 違う! こんなの私の意志じゃない!

 ストレスによって、赤ん坊の力は強まり、ベビーカーを丸ごと消したどころか、周囲にあった木も、地面も透明にした。
 私達は追いかけ続けて、やがて…、ベビーカーが木にぶつかって
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ