イタリア料理
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胸が…破裂しました。ああ…、はち切れそうってよく形容される憎らしい胸が本気で弾け飛ぶのは、……グロイです…。
私は椅子から落ちて倒れた。そこから、しばらく目を覚まさないでいたら、なんか騒がしい声が。
「……じょーすけ?」
キッチンの方で騒がしい声が聞こえたから見に行くと、仗助がトニオさんに怒られてました。
あと、億泰君が腸ぶちまけて倒れてました。
けど、あっという間に治って、立ち上がってた。
そして、下痢気味だった腹が治ったっと言ってます。
「これ、どういうこと?」
「あ、姉ちゃん!」
それから話を聞くと、どうやらトニオさんは、スタンド使いだったらしい。というか、料理にスタンドが混じってて、それで今までの異常なことが起こってたんだって。
トニオさんが語るには、自分が求める料理を探し求めるうちに自分の能力に気づいたそうで、でも自分の故郷では認めて貰えず…、そこで色んな国の料理を受け入れる日本に店を作ってお客さんに自分の理想の料理を提供して、快適にさせることを目的にしていたそうだ。
杜王町は、特に素晴らしいと言う。近くに新鮮な野菜も採れる農家や、海の幸も素晴らしいくて気に入ってるのだそうだ。
「ところで、皆さん、そのスタンドというものを持っているのでしたら、この店にたまに入り込む、赤い根っこをなんとかする方法を知っていますか?」
「えっ!?」
「あれをどかそうとして手を傷つけられて、困っているのですよ。」
「き、傷ぅ! ってことは、青いバラが…。」
「ええ…、なぜか傷口から咲いて…、それで根っこが青いバラの花を持ち去っていくのでス。あれは、どういうことでしょうか?」
「うわああああああ!」
「しっかり、姉ちゃん!」
「トニオさん! 何本、取られたんですか!? すぐ持ってきますから、待ててください!」
「えっ?」
「実は……。」
かくかくしかじか…で、説明。
トニオさんは、なるほどっと納得してくれたけど、キッチンに入ってくるのはなんとかならないのかとプンプン怒ってた。寿命を取られたことについてより、衛生面の方を心配してる…。
そして、手も洗わずキッチンに入った仗助を叱って、掃除しろと怒ってた。
私と億泰君は、それぞれ、残りのコース料理を食べて楽しみました。仗助は、ブーブー文句言ってたけど。ま、そんなときもあるよね。
とりあえず分かったこと。
トニオさんは、天才料理人だ。
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