サーフィス(パターンその2)
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んとはどういうご関係で?」
「なにって、去年ぐらいに告白されたのよ。お友達さんと一緒にね。」
「へ〜。そんなことが。」
「それで、その前には、あま〜いコーヒーゼリーご馳走になっちゃった。あの時は、ありがとうございます。」
「へ!? あ、あ、ど、どうも…。」
「ところで…、今、お時間あります?」
「えっ!?」
「もしかして、ご都合悪いですか?」
「えーと…、えーと…! その、俺、今、大事な用があって…。」
「それって、“あの時のお返事”を聞けないほど大事なことですか?」
「えっ!?」
「どうなんですか?」
「っ…!」
うふふふ。メッチャ困ってる。
「いいんじゃないっすか〜。間田さん。」
仗助(?)が背中を押す。もしかして、自立したスタンド?
「間田さん。」
話しかけたら、ビクッてしてる。顔真っ赤かでゆでだこみたいに。面白い。
私は、ずずいっと顔を近づけてやった。
「お時間…いいですか?」
ささやきかけるように聞いてみた。
「ぅううううううううう! い…いいいいいいい、行きます! 行きます!!」
かかった…。
「じゃあ、ここじゃ人の目が気になるから…、人目の無いところに行きます?」
「も、もももも、もちろんっす!!」
「じゃ、行きましょう。」
「はい! おい、お前は、見張りしてろよ。」
「へ〜い。」
「あれ? 仗助? いつからパシリみたいになったのかな〜?」
「えっ! あ、それは…。」
「なんで、あなたが焦るのかな?」
「それは…。」
「ま、いっか。行きましょう。」
私は、間田を連れて、路地裏に来た。
「そ、それで…、お、お返事…。」
「あのね…。」
「はい!」
「……気色の悪いことしてくれるわね。」
「へっ? ぐへっ!?」
私は、遠慮無く間田の腹に一発パンチを入れた。
腹を押さえてアスファルトの上でもがき苦しむ間田。吐いてない。ちょっと手加減してあげた。
「まったく、よりにもよって、私の大事な弟の姿を真似るなんて…ね。」
「ま、まさか…気づいて…。」
「双子なめるな。遠目に見ても分かったわよ。」
「す、すすすすす、すみません! た、ただ、俺は、空条承太郎を…。」
「あれ〜? 空条さんに? それは余計に許せないわね。」
「へっ!?」
「だって、あの人は、私達の甥っ子だよ? めっちゃ年離れてるけど。……分かるよね?」
「うあああああああああああ!! ごめんなざい〜〜〜〜〜!!」
この後のことはご想像にお任せします。
その後。
「やっほ〜、仗助。」
「姉ちゃん!? ……なにやってんの?」
「ん? ちょっと、お話ししてただけ。」
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