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ある晴れた日に
554部分:もう道化師じゃないその五
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日夢に話すのだった。
「そういうのが工夫なんだよ」
「そうなの」
「そうだよ。まあ早く着いてよかったじゃないか」
 そしてこういうことにしてしまったのである。
「だろ?それは」
「まあね。おかげであいつもあったかいピザ食べられたでしょうし」
「ピザってあれよね」
 奈々瀬が言う。
「やっぱり熱いのをね。食べるのがいいのよね」
「そうそう。チーズがとろりとしたのを」
 茜も奈々瀬のその言葉に賛成して言う。
「それが一番よね、ピザは」
「じゃあよかったってことだね」
 桐生は春華のその工夫とやらを認めることにした。
「結果として」
「どうよ」
 その本人は誇らしげに胸を張ってビールの大ジョッキを飲み干してみせた。

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