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Re.IS〜For the love & peace〜
6.再開のS/宣・戦・布・告
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俺と後ろのレミリア以外が笑っていた。いや、嗤っていた。
「織斑君、それほんとに言ってるの?」
「男が女より強かったのって、ISが出来る前の話だよ…」
「もし、世界が男と女で戦争したら、男は三日も保たないらしいよ」
「今からでも遅くないよ二人とも! 謝ってハンデつけてもらえば?」
「断る!!!」
と、彼は勢いよくそう言ったが俺の場合はちょっと違う。




「いいんじゃねーの?ハンデつけてもらっても」
飄々と言ってのけた俺に一夏も織斑先生も驚愕の顔を浮かべていた。
「はあ!?何言ってんだよ!?お前あんなこと言われて悔しくねーのかよ!?」
「まあ、落ち着け一夏。考えても見ろ。彼女は代表候補生のなんだろ?」
俺のその言葉に金髪縦ロールちゃんは愉悦の笑みを浮かべる。そして他の女の子もウンウンとうなずいている。けど、たぶんみんなが考えていることと俺の考えていることは違うと思う。たぶんドン引かれる。だが私は黙らない。




「例えド素人に負けたとしても『ハンデがあったから負けました〜』の方が面子の保ちようがあるだろ?」


「「「は?」」」


クラス全員の声が重なった。そりゃそうだろう。何せド素人の俺が代表候補生に勝利宣言しているんだから。
「……日本の殿方はジョークセンスをお持ちみたいですわね」
「ジョークじゃないさ。君は俺には勝てない。IS、それも第三世代何ていうボタンを一つ掛け違えた欠陥機を使っているようじゃを絶対にね」
「な!?」
金髪縦ロールちゃんは驚きの声をあげ、今回に限っては一夏やあの織斑先生も驚きのあまり絶句していた。当たり前だろうな。現在世界が躍起になって開発に着手している第三世代機。それを全面否定すると言うのは現在のISを否定すると言うのと同義だ。まあ、何かしら追求される前にこの話を終わらせちまおう。
「これは覆し用のない事実だ。俺の頭にはすでに君に勝つ方程式は完成している」
言うことをいいこれ以上はなにも言わんと主張するように腕を組む。格闘技で試合前にビッグマウスをやるあれだ。まあ、俺の場合はかのヘビー級チャンプモハメド・アリのごとく有言実行しちゃうんだけどね。
そんな自画自賛していると後ろから椅子を引く音が。
「先生。私もその戦いに加わらせていただくわ」
「うむ。スカーレットも自推か。他にはいないな。ならば一週間後この四人で総当たり戦を行う!勝ったやつが()()()決めろ」
 とんとん拍子に話が進んでしまったが。レミリアまで加わってくるとはな。多分俺に用があるんだろうけど。しかも、あいつルーマニアの()()()()なんだよな。
一夏と縦ロールちゃんだけならそこまで本気にならなくても大丈夫だと思って
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