第百五十六話
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第百五十六話 まずはサウナで
雪路はカーミラに彼女の行きつけのスーパー銭湯に入るとだった、まずは軽く身体を洗ってからサウナに入った。
するとだ、熱いサウナの中でだった。
雪路は汗をかいた、すると二日酔いもだった。
「お酒が抜けて」
「楽になってきてるでしょ」
「そのことがわかります」
「思いきり暑くなったら」
それからのこともだ、カーミラは話した。タオルで包んだ肢体は見事であるが不思議なことに汗はかいていない。
「その時はね」
「水風呂ですね」
「そこに入って」
そしてというのだ。
「身体を冷やして」
「そうしてからですね」
「また入ればいいわ」
その様にすればいいというのだ。
「その時はね」
「水風呂がまた、ですよね」
「二日酔いを解消してくれるから」
だからだというのだ。
「水風呂もね」
「入るといいですね」
「そうよ、熱した後は」
それからはというのだ。
「冷やすのよ、二回か三回繰り返せば」
サウナと水風呂を行き来することはというのだ。
「それでね」
「もうすっきりなって」
「それでね」
「楽になっていますね」
「そうよ、その後でお湯にも入るのよ」
サウナの後でというのだ。
「そうすればね」
「お酒はもうですね」
「完全に抜けているから」
だからだというのだ。
「それで気持ちもすっきりして身体全体も」
「よくなっていますか」
「貴女が肩や腰も悪かったらね」
「別に今は」
そちらはとだ、雪路は答えた。
「それでもですね」
「そう、悪かったらね」
その肩や腰がというのだ。
「お風呂はいいから」
「だから入るべきですね」
「ゆっくりとね」
言いながらカーミラもサウナの中にいた、だが彼女だけは汗をかかない。よく観ないと誰も気付かないことだが事実そうであった。彼女も水風呂に入るがその時も実は彼女だけは体温は同じのままであった。
第百五十六話 完
2019・5・2
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