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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第27話
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す。ですので、私達は今後何度も日を改めて貴国を訪問する予定ですのでメンフィル・クロスベル連合への協力の回答については貴国が結論を出した際に答えて頂きたいと思っております。」
「勿論、メンフィル・クロスベル連合への協力を拒否されても、戦後メンフィル・クロスベル連合はリベール王国とは友好な関係を保ち続けるつもりとの事ですので、どうかご安心ください。」
そして気を取り直したシルフィエッタ、ユーディット、ミルディーヌ公女はアリシア女王に会釈をし
「…………我が国の為に色々と考えてくださり、心より感謝いたします。本日は多忙な所、はるばるリベールにまで足を運んで頂き、誠にありがとうございました。」
アリシア女王は三人の話に対して静かな表情で答えた。
「――――――それでは私達はこれで失礼致します…………っと、そういえばミレイユさん。確かギュランドロス陛下達からZ組に所属している人物の伝言を頼まれていると聞いていますが…………」
「あ、はい。――――――トールズ士官学院特科クラス”Z組”所属ガイウス・ウォーゼルさんはこの場にいるかしら?」
「ガイウスはオレだが…………ギュランドロスさん達は一体何をオレに伝えたのだろうか?」
ユーディットに促されたミレイユに名指しされたガイウスは一歩前に出て不思議そうな表情で訊ねた。

「ギュランドロス陛下、ルイーネ皇妃陛下、エルミナ皇妃陛下、そしてパティルナ将軍からそれぞれ貴方に向けての伝言よ。ギュランドロス陛下からは『オレサマの感では今回の戦争、ガイウス、お前は生き残る事ができるから安心していいぜ!』、ルイーネ皇妃陛下からは『もし”戦場”で相対する事になった時に、死なない程度に痛めつける事は許してね♪』、エルミナ皇妃陛下からは『ギュランドロス様の妄言を信じず、故郷に帰って家族や故郷の人々を守った方が貴方の為ですよ、ガイウス』、パティルナ将軍からは『”戦場”で相対する事があれば、トールズ士官学院で学んだガイウスの全てを遠慮せずあたしにぶつけてきな!』という内容が貴方への伝言よ。」
「な、何か一部とんでもなく物騒な伝言があるんだが…………」
「というかエルミナ皇妃だったかしら?皇妃が皇帝の言葉を”妄言”と言い切るなんて、意味不明よ…………」
ミレイユが口にしたギュランドロス達の伝言の内容にその場にいる多くの者達が冷や汗をかいている中マキアスは表情を引き攣らせ、セリーヌは呆れた表情で呟き
「フフ、どれもあの人達らしい言葉だな。――――――ギュランドロスさん達の伝言、確かに受け取りました。それとギュランドロスさん達に『定住の地を見つけた事、おめでとうございます』と伝えておいてください。」
「ええ、必ず伝えておくわ。」
ガイウスは苦笑した後ミレイユに伝言を言づけ、ガイウスの言づけにミレイユは静かな笑みを浮かべて頷
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