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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第27話
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は皇女殿下をお守りする事は厳しいと思い、私もメンフィル・クロスベル連合に協力する事にしたのです。」
「…………ちなみに先程リウイ様に確認を取った所、オリエ夫人をメンフィル帝国軍の”客将”として迎えて少数精鋭で動く”鉄機隊”の加勢をさせる代わりにクルトさんをアルフィンさんも所属しているリィン隊に所属させるとの事です。」
「という事は君もリィンの”部下”に…………」
「しかもオリエ夫人は”神速”を含めた”鉄機隊”に加勢を…………」
アルゼイド子爵の質問にオリエが答えた後に説明を補足したシルフィエッタの話を聞いたマキアスとラウラは複雑そうな表情でクルトとオリエを見つめた。
「フフ、ちなみに私もクルトさんと一緒にリィン隊に所属する事になっていますわ♪」
「ええっ!?」
「ど、どうして貴族連合軍の”総主宰”までリィンの部隊に…………」
そしてミルディーヌ公女が口にした驚愕の事実にその場にいる多くの者達が驚いている中、アリサは驚きの声を上げ、エリオットは不安そうな表情でミルディーヌ公女を見つめた。

「色々と理由はありますが、一番の理由はメンフィル帝国に対する内戦の件でのカイエン公爵家が犯した”罪”を許して頂く一環としてエリス先輩ご自慢の”リィンお兄様”の側室の一人にして頂く為に、”リィンお兄様”直属の部隊に所属してリィン少佐との仲を深める為ですわ♪」
「……………………」
「ハアッ!?メンフィル帝国に許してもらう為に、何であんたがリィンの妻の座を狙っているのよ!?」
「それも”正室”ではなく、”側室”とはね。もしかして皇女殿下やエリス君に遠慮しているからかい?」
ミルディーヌ公女が口にした驚愕の事実に再びその場にいる多くの者達が驚いている中アリサは驚きのあまり口をパクパクさせ、サラとアンゼリカは困惑の表情で訊ねた。
「勿論それもありますが、内戦でクロワール叔父様がメンフィル帝国に対して犯した罪によって”カイエン公爵家”自体にも怒りを抱いているメンフィル帝国の溜飲を下げて頂く為ですわ。」
「メンフィル帝国の溜飲を下げる為にリィンの側室に…………?」
「増々意味がわかんないんだけど、一体どういう事?」
ミルディーヌ公女の答えにガイウスが不思議そうな表情を浮かべている中、フィーはジト目で指摘した。

「…………確かシュバルツァー男爵閣下はリィン少佐を養子にした件でエレボニア帝国の貴族達に随分と”色々と”言われて疎まれるようになった為、以後滅多にエレボニアの社交界に顔を出さなくなったそうですわね?そんなリィン少佐がエレボニア帝国貴族が誇る”尊き血”の中でもアルノール皇家に次ぐ”四大名門”の一人――――――それもエレボニア最大の貴族である”カイエン公爵家”の血を引く私を正室どころか、側室として迎えればリィン少佐やシュバルツァー男爵閣下
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