第26話
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に驚いたエリオットは思わず声を上げ、ユーシスは信じられない表情で指摘し、マキアスは不安そうな表情で考え込んでいた。
「し、失礼します………!」
するとその時女官長のヒルダが慌てた様子で謁見の間に入って来た。
「ヒルダさん……?」
「女官長、いかがしました?貴女がそのように取り乱すのは珍しいですね。」
ヒルダの様子にクローディア王太女は不思議そうな表情をし、アリシア女王は戸惑いの表情で尋ねた。
「……失礼しました。今しがた、グランセル城に突然のご来客がございまして。それが、陛下達だけでなくかつてのオズボーン宰相閣下の時のようにオリヴァルト殿下達にもご挨拶をしたいと仰っているメンフィル・クロスベル連合の使者の方々とエレボニア帝国の貴族連合軍の”総主宰”と名乗る人物である為、お話中、失礼かと思ったのですが陛下たちのお耳に入れようかと……」
「な――――――」
「ええっ!?」
「”アルスター襲撃”の件を知ったメンフィル・クロスベル連合が接触してくることまでは想定していたが、まさかエレボニア帝国の貴族連合軍の残党の関係者まで、メンフィル・クロスベル連合と共に接触してくるとは…………」
「…………女官長、メンフィル・クロスベル連合、そして貴族連合軍の”総主宰”と名乗っている人物の名前は何という名前なのでしょうか?」
ヒルダの話を聞いたアリサ達がそれぞれ血相を変えて驚いている中オリヴァルト皇子は絶句し、クローディア王太女は驚きの声を上げ、カシウスは真剣な表情で呟き、アリシア女王は表情を引き締めてヒルダに訊ねた。
「…………はい。メンフィル・クロスベル連合の使者の方々はクロスベル帝国第一側妃ユーディット・ド・カイエン、メンフィル帝国大使リウイ・マーシルンの側妃の一人、シルフィエッタ・ルアシア、貴族連合軍の”総主宰”はカイエン公爵令嬢ミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエンと名乗っております。」
そして謁見の間に新たな客―――ユーディット、シルフィエッタ、ミルディーヌ公女に加えてそれぞれ護衛としてユーディットはミレイユ、シルフィエッタはセオビット、そしてミルディーヌ公女は姉弟に見える蒼灰色の髪の女性と男子を連れて謁見の間に現れた――――――
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