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Re.IS〜For the love & peace〜
4.Bの災難/二人目
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るってことか」
「フフ、正解。我が国の中でも限られた人間にし知られていない防衛手段とは言えども戦力は戦力。万が一の時のための対抗策がこんな所で役に立つなんてね」
 本当にその通りだ。まさかこうまでも対抗策が練られてるなんて誰が予想するだろうか。
 でも、
「それよりも、急な爆発にご注意を」
 もう一度配管工もびっくりなジャンプを繰り出す。そして先ほど俺がいた範囲が爆発を起こした。
「うそ!?『熱き情熱(クリア・パッション)』をかわされた!」
「生憎、情報を得られるのは更識だけの特権じゃない」
 更識はなんといっても国の暗部だ。その情報網は侮れない。だがこっちには天災様や紗羽さんがいる。あの人たちがいれば知れない情報なんてないに等しい。紗羽さんどうやって情報仕入れてくるんだろう。
 『熱き情熱(クリア・パッション)』。彼女の専用機『霧纏の淑女(ミステリアス・レディ)』に搭載されている『アクア・クリスタル』から構成されるナノマシンの水を霧状に散布し発熱、一瞬にして気化させることによって小規模な水蒸気爆発を起こさせる技だ。
「でも、追い詰めたのはこっちのようね。空中では身動きはできない!」
 その通り。まだジャンプの運動エネルギーは真上へと向いているがそろそろ落下し始める。だけど、もちろんそれも折り込み済みだ。素早くドライバーに差してあるボトルを抜き、他のフルボトルを取り出す。
『TAKA!GATLING!』
 そして回す。
『Are You Ready?』
「ビルドアップ!」
 空中で新たなフォームへ変わる。
『天空の暴れん坊!ホークガトリング!Yeah!』
「姿が変わった!っていうか飛んでる!?」
 ホークガトリングフォーム。鷹の飛行能力と機関銃の連射能力をかけ備えた姿だ。背中の『ソレスタルウィング』による飛行能力に驚いているところを見るとどうやらビルドの全てを把握しているわけではないらしい。
「せっかくだけど。着地点にまた散布したナノマシンは返すよ!」
 俺は翼で大きく羽ばたかせ、風を起こし霧を会長まで飛ばす。 
「やられた!でも、まだ終わってない!」
 ナノマシンを一点に集中させ始めたか。もちろん計画通りだ。
「勝利の法則は――――――――――」






『フルボトル!』
 俺は専用武器『ホークガトリンガー』ではなく紫色の銃『ネビュラスチームガン』にラビットフルボトルを差し込む。
『ファンキーアタック!フルボトル!』
 ラビットの成分の超高速弾でための初動を消す。
「な!?何が起こったの!」
「―――――こいつで最終段階だ!」
 ホークガトリンガーのシリンダーを回す。
『テン!トゥエンティ!サーティ!フォーティ!フィフティ!シックスティ!セブンティ!エイティ!ナインティ!
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