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うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜
幼少編
うちはオビト逆行物語『打ち明ける想い』
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の領域にズカズカと踏み込んで荒らしている気がする。ごめんな、リン。いや、本当にこんなことするつもり無かったんだ。
「…だ、だからさ。俺。」
キョドりが気持ち悪い。自分で思っておいてダメージが酷いから、今だけはリンの脳内がカカシで一杯になっていてくれと無責任なことを願う。
「…俺!」「勝負ありっ!勝者はたけカカシ!」
観客席から拍手がまだらに飛ぶ。なんでこう…いつもタイミンクが悪いのか。もう精神的に40超えなのに、ダサいにも程がある。流石にこれは堪える。もうやだここ地獄だ。
「な、何?」
「…なんでもねぇ。」
これは今回も言えず終いだな。とぼんやり考えながら、リンに行ってくると一言残し、カカシとの試合の為にその場を離れた。
そして、取り残されたリンは酷く困惑していた。あのオビトが、まさか自分の想い人を知っていたなんて。いや、そもそもオビトはリンを好いている。それはリンがカカシのことを好きだと言う事実よりも、きっと周りには知られている筈だ。あんなにも分かりやすいのだ。リン本人ですら知っている。
…知っている上で、彼の想いを無視している。
「オビト、最後になんて言うつもりだったんだろう…。」
だからさ、俺。そうもどかしげに言っていたオビトを思い浮かべ、心臓を締め付けられる。きっと、オビトはその『なにか』を必死にリンに伝えたかったのだ。だが、相変わらずというかなんと言うか、なんとも言えぬまでの妨害がその言葉とその勇気を萎えさせたに違いない。
本当に何を伝えたかったのだろうか。そう悶々とした思いを残しながら、オビトとカカシが向かい合っている姿をぼんやりと眺めるのだ。
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