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うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜
幼少編
うちはオビト逆行物語『写輪眼』
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に写輪眼に変えれば、アスマが興味深そうな表情を見せた。
「それが写輪眼か、さっきも使ってたけどいつの間に開眼したんだ?」
「…さぁな、後で教えてやるよ。」
アスマも当然ではあるが、カカシ達にもどうやって説明してやろうか。修行中とか言ったら信じてもらえないかもしれんし…どちらにせよ、後で考えるべきだな。
今度は動き出したのはアスマのみだ。再びメリケンサックを握り、クレーターを避けながらこちらへ向かってくる。写輪眼の小手調べといったところだろうか。
「火遁、鳳仙花の術!」
そのアスマに向かって鳳仙花を飛ばすが、全て綺麗に避けられてしまった。…が、それでいい。
「もっと周りをみた方がいいぜ、アスマ。」
「っ!?」
突然背後から俺の声がしたのにビビったのか、アスマは咄嗟に俺から距離を取り、こちらに向き直った。微かに触れた鳳仙花に頬を焦がしながらアスマは冷や汗を拭う。
「身代わりの術か…。」
相変わらず怖いことしやがる。なんて皮肉みた笑みを浮かべてくる。そりゃあまぁ、そうやっていかなきゃ勝てないような相手と闘ってたからな。と内心呟き、ふぅと小さくため息を吐いた。
「次お前の後ろに立ったら俺はやるぞ。」
「…随分と舐められちまったな。」
いつになく真剣か表情を見て変なスイッチを入れた気がした。これは失敗だ。思わず冷や汗が出て、脳内では言い訳を考えることでいっぱいだ。今アスマを挑発するべきじゃなかった。完全に前の性格が裏目に出たやつだこれ。
「ちがっ…別に舐めてるとかじゃなくてだな!」
「わーってるよ、行くぞ。」
分かってねーよ、目がマジなんだよアスマさん。怒ってるし、本当に厄介な事をしたな俺!
アスマが再び駆け出してくる。今度はクレーターもなく、本当に一直線だ。怖いくらいにこちらしか見ていない。
「っ、火遁、豪火球の術!!」
何かしなくては、そう思い出した豪火球の術は誰もいない空間へと投げ出される。
「…その術、前から思ってたけど隙が出来やすいよな。」
メリケンサックが俺の首元に当たる。隙をついて俺の裏に回っていたようだ。少しでも動けばメリケンサックが食い込み出血しかねない。中忍試験なんざで血なんて出してたまるか。
「さ、降参しな。」
気だるげに呟くアスマに苦笑いをうかべる。正直隙が出来やすいのは分かっていた。自身の身長の何倍もあるソレを出すのは時間がかかる。しかも、慌てて出したと『思われている』のだから、隙云々の話ではないだろう。…だが、その対策を取らないほど此方も馬鹿ではないし、あんな所で慌てる程ヤワな戦闘をしてきてはいない。
「…悪いけどそれは無理だな。」
アスマの前にいる影分身が消え、今度は俺がアスマの首元にクナイが当たる。アスマは目を見開いて、自身の放つ微かな殺気を感じ取った。
「降参ってのはこうさせるんだ
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