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うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜
幼少編
うちはオビト逆行物語『写輪眼』
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めてくれているのは分かるのだが、微妙にあやされてないか、コレ。俺は幼児かとツッコミたくなるような言葉に疑問を持ちつつも次にやるカカシの戦いを見るためにリンの隣へと向かうのだった。

2回戦目はカカシが安定の勝利を決めた。リンのカカシに向ける視線は相変わらずだが、応援すると決めた以上は暖かくみまもってやるしかないだろう。3回戦目は紅とゲンマの戦いで、ゲンマの勝利。4回戦目のアスマと1年上の先輩だ。この戦いではアスマが勝利し、準決勝戦で俺と当たる事になった。
「…アスマかぁ。」
「問題点でもあんの?」
カカシの問いに大アリだと呟く。ガイよりも強敵だわ充分。
「一緒に修行してただけあって、割と俺対策してるっぽいんだよなぁ。」
「オビト頑張って強くなってるもんね!」
「…なるほどねぇ。」
しかも相手は名門家で俺の得意とする性質である火遁と風遁も使ってくる。面倒なことこの上ない。
「使うとしたら水遁か、土遁か…。どちらにせよ先程と同じようには行かないだろうな。…行くか。」
そう言って入退場口に向かおうとすると、リンが隣で明るく声をかけた。
「オビト、頑張ってね!」
「へへ、おう!」
「オビト。」
リンの声援に返事をすれば、リンの横にいたカカシが俺の目の前に立ちはだかった。突然どうしたこいつ。
「…勝って、次で会おう。」
「ふっ…お前もな!」
決勝で、そう言って手を振って見送るカカシに不思議と表情が緩んだ。そう言えば、こんな風になれたのもアイツが俺を多少なりとも認めてくれたからなのだ。前とは違う態度に違和感は凄くあるが、これもこれで仲良くなっているということなのだろうか。

「両者向かい合って、始めっ!」
審判が腕を振り落とすと同時にアスマと俺は走り出す。アスマが持っているメリケンサックに対抗して右手にクナイを忍ばせ、アスマのメリケンサックにぶつける。
「へっ、流石に初っ端から倒せる訳ねぇか。」
「…お、前もなっ!」
そう言いながら左手のクナイをアスマの首目がけ動かすもアスマも反対側のメリケンサックで受け止める。コイツ、俺の動きを読んでやがる。
暫く力を入れ押し合いが続いていたがタイミングを見計らって一旦距離を取る。
「火遁、豪火球の術!」「火遁、灰積焼!」
両者の火遁が中央に向かって進み、そのまま中央で灰積焼により大きな爆発を起こした。会場に小さなクレーターが生まれ、嫌に窪んでしまった。やはり豪火球の対策をしていたな。アスマの前でやっていた術は大抵が火遁だ。その為とは言わないだろうが、発火して爆発を起こせる灰積焼の術をかなり有効に使ってきた。
…やはり水遁や土遁をある程度使っていかねばいけないか?だが、下手に使えば怪しまれる。
…写輪眼を駆使しつつ如何に有利に動けるかが勝敗を決めるだろう。そう思いながらも意識的
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