ハイスクールD×D 照らし出す光 3
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してレバーを開く。変身しながら堕天使の翼で空を駆け上がり、ガシャコンブレードで翼を切り落とす。
「貴様!?」
「へいへい、その程度で戦争がしたいとかへそで茶がわかせるッスよ」
ステージセレクトで廃工場に連れ込もうとした所で全身にノイズが走り体が動かせなくなる。
「がっ、な、なんで悪化が!?」
初期症状だった体の不具合が一気に深刻化する。
「まさか、レベルアップ!?時間がないってそういうことだったッスか!?」
ヤバイヤバイヤバイ!!コカビエル相手に棒立ちは不味いにも程がある!!ライダーに変身しているからウィルスに戻ることも出来ない!!
「何が起こっているかは分からんが、許さんぞ!!」
コカビエルが投擲した光の槍がスーツやアーマーを貫通して全身に突き刺さっていく。それなのにライダーゲージの消耗が少ない。ダメージ判定の機能までバグが発生しているらしい。
「こんなところで、死ぬ訳にはいかないッス!!」
根性で体を動かし、ギアデュアルを引き抜いて変身を解除してウィルスに戻って逃げる。今までならウィルスに戻ればある程度はましになったはずの不具合が全く治らない。傷も治らない。ウィルス量が足りない。体が少しずつ崩壊していっている。
「ここがウチのゴールッスか」
2ヶ月ほどの命だったッスね。今度は納得して死ねそうッスね。生き長らえる方法を教えられていたのに、結局それを選ばなかった。自分で選んだ結果だから、納得できる。それでも最後にアーシアに話すぐらいはするべきだろう。メールに乗りこむ形でアーシアのスマホにまで移動する。メールにはちょっと人目につかない場所に移動して欲しいと頼んでおいた。アーシアからの返信を受け取って、スマホから出て実体化する。
「ははっ、大分ノイズが走ってるッスね」
「ミッテルトさん!?」
「時間もあんまり残されてないっぽいから手短に。ごめんッス、寿命が目の前にまで来たみたいッスね。最後のお別れに来たッスよ」
「お別れって、そんな!?」
「まあ、これも中途半端なバグスターの運命ッス。前にも話したことがあるッスけど、納得のできない死を迎える間際に、パラドにバグスターとして生きるチャンスを貰ったんスよ。そして今度は納得のできる死を迎えられる。こんなに良いことは中々無いっしょ」
敵じゃない誰かに看取られるなんて堕天使の頃じゃあ考えることすらなかったし。
「それとウチの持ち物でこいつだけは知ってる人にしか渡せないッスから、アーシアが貰って欲しいッス」
ゲーマドライバーとギアデュアルγ、各種ガシャットの入ったケースをアーシアに手渡す。それと一番やりこんだギリギリチャンバラのアーケード筐体の個人スコア用のガシャットを渡す。
「最後のはウチが確
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