ハイスクールD×D 照らし出す光 3
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「ヒャッハー、次の獲物が来たッスよ!!者共、突撃ーー!!」
「「「ヒャッハー、姉御に続けーー!!」」」
ギリギリチャンバラロードのβテスト最終日、初日から入り浸っている廃人達とクラン”モヒカン連合”を結成し、追い剥ぎのごとく各地を転戦しながら少人数をボコリ、同じ人数からは逃走を繰り返すロールプレイを楽しんでいる。クラン人数は登録できる最大の30人。武器は棍棒か手斧の2択。アバターにモヒカン装備は必須。階級によってダブルモヒカンやトリプルモヒカンになる。もちろんウチはトリプルッス。
そんなモヒカン連合の次の獲物は手斧使いと大剣使いの二人組ッスね。歩き方から素人っぽさが、うん?素人臭すぎるッスね。つまりあれは擬態!?というか、絶対MPの二人ッスね!!
「撤収!!」
「「「姉御!?」」」
先頭で走っていた状態から背中を見せて猛ダッシュッス。ぼっちならともかくコンビ組まれて勝てるわけ無いッス。
「へっ、速っ!?巻き取られた!!」
「ちょっ、弾き飛ばしで!?」
「素手で裁かれた!?」
ほらやっぱりあの二人だった!!ひぃっ、足の長さで追いつかれるぅ〜!!
結局逃げ切れずに生き残った部下たちと粘れるだけ粘ってみたッスけど、結局は全員討ち取られたッス。その後、スマホにパラドからメッセージが飛んできた。
『初期症状が出ているはずだ。時間は残っていないぞ』
分かってるッスよ。だけど、踏ん切りがつかない。生きるために誰かに寄生しなければならない。そのことにどうしても二の足を踏んでしまう。自分のために誰かを犠牲にすることをためらってしまう。
だから、ギリギリまで答えを出さないことにしたのだ。正確に言えば流れに身を任せることにしたんだ。
「何度も言うけど、ここは休憩所じゃないんだよ。本当に体調が悪い人のためのベッドなんだから」
「混んできたら出ていくわ。寝不足なのは本当なのよ」
「見ただけで疲労していると分かるけど、ちゃんと規則正しい生活を送ること。適度な運動と休息、適量の食事だけで健康は保てるんだから。それとは別に多少の娯楽があると心身とも健康でいられる。はい、鉄分とかビタミンで足りてなさそうな錠剤」
水と錠剤を渡す。パラドが言うには人間よりは頑丈なだけで殆ど変わらないらしい。
「そう言えば、あのマイティに変身できる道具って誰でも使えるの?」
「パラド達の協力がなかったらウィルスに感染して最終的には消滅するよ。僕はある程度抗体が出来たから多少なら大丈夫だけどね」
そう言いながらグレモリーさんが専有しているベッドにシャカリキスポーツのIDガシャットを投げる。
「ひぃっ!?」
慌ててガシャットから距離を取るグレモリーさんを笑っ
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