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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第15話 距離を詰め直してみたり
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あなたは弱いんだから、この程度で泣くならばその道を選ぶのはやめなさいと。
今思えば、行ってほしくなかったんでしょうね」
「へーちなみにどれくらい厳しかったん?」
あれ? 空気が凍った? リインも気になるみたいやけど、それ以上にアイス食べて頭がキーンとなってるし。
「……怖かったですね……恐かったですね」
……二度言った。ホンマに恐かったんやな。心なしか若干震えてるみたいやし。
「まぁ、それは置いといてや……裏で糸引いてる人、教えては……貰えへん?」
「や、無理ですね。俺ら以外に何されるか分かったもんじゃないですし」
……うーん、やっぱり無理か。響達以外にって言うのは引っかかるけど、それ以上は聞かないでって事やろうし。
「ま、何にせよ。何か本局での事分かったら教えるよ」
「それは……まぁ、助かりますが。良いんですか? 空曹ですよ?」
「ええよ。だって、お互いに口は堅いやろ?」
なるべく笑顔で言ってみると、豆鉄砲を食ったように目を丸くしてから。
「えぇ、まぁ。でも自分の口は軽いですよ」
「その辺の分別はついてるやろ?」
「……意地が悪いですね」
「……お互い様や」
いろいろと、な。
あ、せやせや。
「響。ほんま申し訳ないと思うんやけど。明日明後日なー、ちょお行ってほしいところが有るんやけど?」
「出張ですか?」
「や、日帰りやから外回り扱いやね。手当はつけれへんのは申し訳ないんやけど」
えーって顔してるんがちょっとおもしろい。ほんまは手当をつけて上げたかったんやけど、行ってもらうのは2つ理由があって。
「まぁお願いする内容は、とある人物にデバイスをアップデートしたのを渡してほしいのと、そのままそこでちょっと捜査のお手伝いやね」
「はぁ……まぁ、良いんですか? 懲罰房と自宅謹慎を計1週間食らった人間外に出して? 無いこと無いこと囁かれますよ?」
「平気やよ。だって行ってもらう所は私の師匠筋。なんか最近変な所でガジェット出てきてるらしいから、ちょっと手伝ってほしいんやって」
「あ、なるほど。フェイトさんが別件で動かせないからとか?」
「そうそう。あとは協力要請依頼してる所やからね、手伝える時は手伝おうって決めとるんよ」
もしかすると別視点を持ってる人なら、あっちの捜査も進展するかもしれへんしね。
「了解です。そしたら自分はこの辺りで。明日出発前にそのデバイスとか渡されるんですよね?」
「そや。響のメールに一応の概要送っとくから」
「わかりました。それでは失礼しました」
退室する響を見送りながら、手元の――かつて響たちが卒業したという訓練校の資料
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