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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第15話 距離を詰め直してみたり
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…あ、フェイトちゃんと一緒に食べてねっていう事ね。
明日からやっと響と流も復帰、ただし響はともかく流は微妙な所。怪我は治ってはいるけど……私としてはまだ早いと考えてる。
シャマル先生も治りが早すぎるって言ってたし、本人も昔からですって言ってはいたけど……まだ、武装の修復が間に合ってないんだよね。
加えて、響のデバイスも基礎システムは完成してるけど、肝心の武装がまだ届いていない。
シグナムさんが心当たりがあるって言ってたけど、なかなか上手く事が進まないらしい。
後は……奏と震離のデバイスもなんとか工面してあげたくて、システムを組み始めてるけど……予算がなー、後二人分を引っ張り出そうとしたら結構無茶するんだよねーと。
あぁ、このアイス美味しいなー。こういうの実はあんまり食べたこと無いもんなー。
――sideはやて――
「……なんやもー、驚きや無くてもー呆れてくるわー」
「そーですよーもー」
シャキシャキと、ゴリゴリ君を噛じる中で、リインと響もアイスを食べてる。丁度アウトフレームを最大にしてて良かったわぁ。小さいと食べにくいし。
「それはそうと、なんか本局で動きってあったんですか? 大分空気悪かったですけど?」
「んー……特に私のところには連絡来てへんね。朝のニュースの大異動は知ってるんやけど、それ以上はまだや」
「そうなんですかー」
んー……深く考えすぎ……とは思わんけど、明らかに叩いたらホコリまみれの人たちがこぞって異動とかしてるから、なんか有るんだろうけど。私ん所には何の連絡も来てへんのよね。
眼の前で普通にアイス食べてる響を見ながら思う。
「……ホンマに気にしてへんの?」
くどいと言われそうやけど、それでも聞いてしまう。魔力を奪った事を。
響の場合、リンカーコアがアンバランスということ、そしてそれは魔力を奪ったからという可能性もある。
だからこそ、ずっと気にしているんや。
「……10年も前のことですし、何より魔法に出会う切欠でしたから。それに……」
シャキシャキと残ったアイスを食べ終えて、
「最初からおかしいって言われてましたから、あんまり気にしてないですよ。
まぁ、一番落ち込んでた時期に出会ってたら多分恨み辛み言ってましたよ。時期が良かった」
あっはっはと笑う響を見て、冷や汗が流れる。
やっぱり一時期とは言えあったんやね。
「……響は……や、響のお母さんはもう?」
知らないふりをして、あえて聞いてみる。何か情報を引き出せないかと。
「……えぇ、7年前に亡くなってます」
「やっぱり厳しかった?」
「魔法と、戦う術を教えるときだけは。
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