暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第15話 距離を詰め直してみたり
[8/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
と考えられても仕方がないと。
 
 でも、シグナムさんの言う通り、手合わせをして、少しでも信用を得られるのであれば喜んでやりましょうとお互いに了承。ほんの短い手合わせでも、もし見つかった時のために響から挑んだようにしますと言われて、あの暴言に繋がったらしい。
 しかも、よくよく聞けば全ての暴言を反転させると、響が言っていたのは唯一つ。あの時、ザフィーラさんとシグナムさんが抑えてくれたお陰で、大分被害が少なくなりましたと言われてて少し照れたらしい。
 
 だけど、思ってた以上に私が早く来てしまったことで手合わせは中断。シグナムさんは、責任を被った響に借りが出来たと笑ってた。
 私も……シグナムさんが誰かと戦ってるって整備の子たちが報告したのを聞いて慌てて行っただけだしなぁ。
 
 それにしても、改めて考えると……響とシグナムさんの邂逅って不思議なところが多い。一つは響が記憶してたことに対して、シグナムさんは朧げにしか憶えていないこと。
 あの事件のとき、きちんと謝罪して回っていたのに響の所だけには行かなかったのはおかしい。加えて当時の響はまだ7歳で、行かない理由が無い。おそらく記憶操作魔法を使われたんじゃないかと……シグナムさんも響も考えているって。
 しかも最後にあったと思われるのが響のお母さん。こっちもこっちで分からないんだよね……フェイトちゃんがこっそり調べてるらしいけど素性すら掴めないって困ってた。
 何より、響以外の2人が魔力を持っていると管理局に確認されたのが7年前というのも違和感が有る。突然魔力を持ったというのなら、分からなくもないけれど、その可能性は少ない。
 でも、確かに7年前まで確認が取れなかったという事実は有る。それも海鳴からあまり往来は無いけれど山を挟んで向こう側。しかもミッド地球支部があるにも関わらずだ。
 
 うーん、まだ隠してますっていうのが分かるけど、なんでだろうね。それに響を含めて7人も同じ場所から来たというのは何か有るはずだし、どうして事務の4人が、事務というか裏方に専念してるかも分からない。
 
「……はさん。なのはさん?」

「……え? あっ」

 気がついたら皆揃ってアイスを食べてた。滅多に……あまり異世界のお菓子を食べたことが無いみたいで、スバルはもちろん、ティアナも美味しいと食べてた。エリオとキャロはフェイトちゃん関係か、割と慣れてる様子。
 
「じゃあ、俺ロングアーチとか、事務の人らに配ってきますね」

「うん、ありがと。そのままはやてちゃんに報告?」

「えぇ。何もありませんでしたよーって」

 あははと苦笑いを浮かべてるけど、呼び出してきた人のこと言わないといけないから大変そう……。 
 スバル達に見えないようにエリオとキャロに追加で3本渡してるけど…
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ