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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第15話 距離を詰め直してみたり
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特にお腹とかに」

「あぁ……何をどうしたら胸に行くとかわからないわよね」

「……ホントよ。私の周りには、なんか胸に行く魔人と、鍛え抜かれてスレンダーで最強な人と、バランスに振ってんのかなって言う子が居るのよね……辛いわぁ」

 ふふふと、黒い影をまとう奏を横目に、言われた人を思い返す。バランスに振ってる子は、震離だろうけど……先の二人は誰だろうって。
 
 胸に行く魔人……は、多分事務の幼馴染だって言う時雨さんと、スレンダーなのは紗雪さん……? あまり話したこと無いのよね。 
 
 ……今度話を聞いてみようかな?
 
 
 
 ――sideなのは――
 
「……え!? 閣下と……会った……? なんで?」

「さぁ? 正直クビが飛ぶかと思いました。本局の空気なんか最悪でしたし、そんな中で閣下と面会、死んだなと思いましたし」

 ……だよねぇ。
 私も閣下とは何度かお会いしたこと有るけど、未だに勝てる気がしない。
 閣下からは儂を超えたなってお言葉を頂いたけれど、それは瞬間的な出力とかの話だと思う。経験値で言えば、まだ足元にも及ばないもの。
 
 それにしても……わざわざ響と会うなんて……やる気がないとは言え、スパイと言うことが割れた? いや、はやてちゃんも警戒はしているけどそれを上に報告はしてないはず。
 強いていえば、密告してきたアヤさんという線も有るけど……その線も薄いと思いたい。
 
 その上。
 
「そして、地球産のアイスを箱で頂けるなんて……恐れ多いなぁ」

「もう気にしないで食べて下さい。少なくとも自分は食べました。暑かったし、お土産って言うならもう好きに食べようって」

 ……まぁ、深く考えたら食べれなくなるもんね。
 
「あ、この事皆に伏せてね?」

「えぇもちろん」  
 
 それにしても……よくよく考えれば本当に不思議な子だなと思う。
 響からスパイだと聞いた後で、シグナムさんから話を聞けば、私が止めに入った時にそれを知らされたらしい。
 ただし、あの時の響は警戒してたし、何より本人もそれを理解してる上で、シグナムさんから問われてそれに応じたとのこと。
 その上で言われたと、これを言えば間違いなく疑うでしょう、そんな筈は無いと言うでしょうと何度も伝えた上で、自身も闇の書事件の被害者の一人だと伝えたって。
 響いわく、自分という灰色に成ってしまった上に、それを信用させるだけの手札が無いと加えて言われたと。
 実際シグナムさんにとって見れば、響が恨んでいないと言っても、完全に信用は出来ない。加えてシグナムさんが響から魔力を……リンカーコアを抜いた以上、恨まれて仕方ないと考えた。
 それが原因で、魔力容量は大きいのに、回復とその限界値が低くなってしまった
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