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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第15話 距離を詰め直してみたり
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まだ何か有る? でも、それを隠す理由って何?
 
『おーい、皆どこに居るんでーすかー?』

「ん? あ、響だ。もっと早くに連絡来ると思ってたのに。はいはいこちら奏、どーぞー」

 ……軽いなー。響の声から察するにちゃんと断ってきたと思う。サウンドオンリーだから表情は分からないけど。
 
『や、訓練してるんだろーなーと思ったら誰も居ねーって、で連絡入れた』

「今日は午前だけで、午後から事務整理。あ、明日から流復帰だってよ」

『早くねぇー? まぁいいかー。あ、誰かいる?』

 誰かって曖昧ね。
 
「え? あぁ、フェイトさん外回り、シグナムさんとヴィータさんが、他の部隊からの要請で外出てて……なのはさんとはやてさんなら居るはずよ」

 それで分かるんかい!
 
『あー、はやてさんに渡せばまぁいいかー。すまんがティアナ達にさー声かけて休憩室に来てって伝えてくれるかー? いろいろあってアイスもらってきたんだわ。
 あ、でも地球産だけど食うかね?』
 
 確認を取るように私の顔を覗き込む奏に、首を縦に振る。
 
「問題ないって」

『了解。一応択としては、食うか食わないか、もしくは二種類食べるか。さぁどれだって聞いておいて』

「へー、ちなみに何味?」

『チョコチップとチョコミント、帰りあんまり暑いから一本食べたけど美味かったよ』

 へー、そう言えば他の世界のアイスなんてあんまり食べたこと無いわね。
 
「へーまぁいいや。了解、そっち行くよ。そんなに無いでしょ?」

『や、箱でもらったから、FW組に配ったら事務に投げようかと。FWだけよ、二種類食えるかどうかって選択肢あるの』

 え、箱!?
 
「箱!? ま、まぁ……うん、とりあえず行くよ。じゃ、また」

『あい、また』 

 ……おかしい。ただ断りに行ったはずなのに、なんでアイスを……しかも箱で貰うって、何してんのよ。
 
「じゃ、いこっかティアナ?」

 グーッと背伸びして、私の方を見る。
 
 本当に不思議だなと思う。
 階級は上で、歳上なのにあまりそれを感じさせないようにしてるし。グイグイと来るスバルや、ギンガさんとはまた違うタイプの人。
 
「ティアで良いわよ。さ、行きましょ」

 ……言ってて恥ずかしくなってきた。
 奏の横を通った時、一瞬驚いたような顔をしてて、
 
「うん。私チョコチップ食べるけど、ティアはどうするの?」  
 
「んー……私はチョコミント食べようかなって」

「どっちも食べたいけど、カロリーがねぇ……」

「気にしないでも良いんじゃない? 十分細いでしょ?」

 こんな会話……本当に久しぶりだな。
 
「……や、食べたら身になるタイプで……
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