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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第15話 距離を詰め直してみたり
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ろいろこみ上げて来る。
いや、でも待って。
「奏だって、いろいろ教わってるじゃない」
「うん。速射出来る直射型と、単発のバレットを中心にね。あんまり展開して誘導制御は得意じゃないし……命中率も高くないしね。だから数撃って当てるタイプ。しかもカートリッジを使った高威力の一撃を早打ち乱射かな。
もっと言えば、私達側にはセンター出来る人が居ないから私が代理してるけど、どっちかって言うと志望はウィングバックだしね」
「えー……じゃあ、チョット待って。もしかして前の部隊じゃ三人で作戦ってあんまり……?」
「うん。良くしてたのは震離と私とで前後張るって言うのが多かったかな。響は後方指揮みたいなことしてたし」
……うーわー……少し前の私なら絶対信じなかったけど、今なら分かる。それがベストなんだって。
今は指揮を取れる人間がいるから、一応前に出てるだけで。本来は本当に下がる事しか出来なかったんだ。
ということは、私達と初めて会ったあの時は、模擬戦の監修をしてたから単騎で動かざるを得なかったんだ。
頭痛くなってくる。でもそうよね。そうなるわと納得できる。
「……きっとDSAAにでも出たら、少しはマシなんだろうけど、私達って参加資格は取れないからね」
「え? でもそれはデバイスの問題で……」
「ううん。そもそもとして管理外世界出身だからね。だから出られないし」
「あ……」
なんというか、聞けば聞くほど申し訳なくなってくる。
でも……ならなんで。
「どうして、この世界に来ることを選んだの?」
なのはさん達は、程度は違えど魔法と出会ったからこの世界に来ることを選んだ。でも、奏達は……。
「え?
皆
(
・
)
空を飛ぶのに魅せられたから」
あ、はい。
そんなまっすぐに言われたらどうしようも出来ない。
「まぁ。こっちの世界に籍移す時、うちの親を説得するのが大変だったなぁ」
「そりゃそうでしょ。籍を移すって結構なことじゃない。奏達は普通に両親がいるんでしょ?」
「うんまぁ……私のところが一番普通の家だから、だからこそ魔法の存在とそれに伴う守秘義務とかで手間取ったなぁ」
あまり想像は出来ないけれど、大変だったんだろうなーと。私は一人で親戚もあまり強くは反対しなかったし、スバルはワガママというか、空港火災で助けられてから一気に学んで訓練校に入ったって言ってたし。
エリオとキャロは……まぁ、私が言えることじゃない。
……あれ? そうすると、事務の4人はどうだ? 奏の言い方だと……皆に含まれるのは響と震離以外も居る筈。それがあの4人? でも前にシグナムさんと戦ってた優夜さんだっけ? あの人はあまり魔力が無いって。
……
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