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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第15話 距離を詰め直してみたり
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ノさん、もう話しかけないでくださいね?」
「冗談だよぉおお! 待ってぇええ!」
失礼しちゃうわー。バカだと思うけど、決して阿呆なんかじゃないし。
で。
「所でさぁ……なんで震離達は私のことさん付けで呼ぶの……同い年なのに……シャーリーさんって」
「そりゃ呼びやすいからだよ。しかたなし」
「……響からは名字だし……いろいろ話聞かないといけないのになぁ」
まぁ、響はそのうち元に戻すだろうけど、いろいろ話をっていうのはなんだろう?
そう言えば、なんで響のあのシステムを見ていたのかな?
あ、もしかして……。
「響用にデバイス組んでたり……する?」
今までこちらを見てたシャーリーさんが、ゆっくり自分の席について。
「……イヤ?」
「下手くそかな? まぁそれはいいとしても、あのシステム別に積まなくていいと思うよ。元々殆ど使ってなかったし、本人もしんどいからって封印してたような物だし」
「……だよね。でもなぁシグナムさん次第なんだよぉ……なかなか話が決まらないみたいで、難航してるし。ついにはフェイトさんとの試合データ持ってったし」
「……何してるんですか?」
まぁ、それはあっちの領分だから触らないで置こう。デバイスマイスターの資格は持ってないし、その上でシステムを組んだことを細かく問い詰められたら困るし。
「それにしても。連絡おっそいなぁ」
そろそろ響から何か来る頃合いなのになー。
――sideティアナ――
「……え? 響があのブーストを作った理由?」
スバルがなのはさんに質問をして、奏がエリオとキャロの面倒というか、仕事の手伝いを終えたタイミングで気になってた事を質問してみる。
当人に聞いたら早いんだろうけど、多分躱されてしまう。それに、その事以外で話をしたいし。
「……へぇ」
ニヤリと笑みを浮かべられた。やっぱり駄目かな?
「まぁ、それは冗談としてさ……同じだよ。あの人もティアナと同じ様に悩んで、力がない事を悔やんで、望んだ場所には行けないって諦めたくないから、付け焼き刃を求めた」
……響も私と同じ様に。よく考えたらそうよね。震離とかいう、気がついたら魔法を真似てる人に、奏っていう近距離も戦える中距離職。その中で接近しか……あれ?
役割がぜんぜん違うのに悩んだ? 幼馴染と比べてランクを上げれない事を恥じた? いや、そういうタイプに、Aーという事を不名誉だと考えてる?
「フフ、ティアナが思ってるのは多分違うかなー。別に私らと比べてって訳じゃないよ。シンプルに求めた。
響は……ううん、響も欲しがった、全てをねじ伏せるシンプルな強さが欲しいって」
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