第四章
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老雄は彼等にも背を向けることなく勇敢に戦い二人も彼に続いてだった。
テロリスト達と戦い全て倒した、だがテロリスト達は最後に機械で造った巨大なジャガーの銀色に輝くロボットを襲わせてきた。
だがモンテロッソとセスペデスは術で残っていたテロリスト達を一掃しロボットと対峙した、二人はロボットも術で倒すつもりだったが。
老雄は高く跳躍しロボットの額にドロップキックを浴びせた、そうして二人に着地してから言った。
「俺が敵の目を引き付ける、君達はだ」
「はい、術で戦う」
「そうしていけばええですね」
「頼む、俺は術は全く使えない」
だからだというのだ。
「それで戦ってくれ」
「はい、子供達の為にも」
モンテロッソは老雄の言葉を思い出しそのうえで応えた、そしてだった。
老雄がロボットに勇敢に攻撃を仕掛けている間に科学者が得意とする錬金術でロボットの機械の身体を浸食する酸性の霧を出したり雷系の術も使った。セスペデスもそうして。
ロボットを攻めた、するとだった。
巨大で如何にも手強いロボットも倒れた、もう動く相手はおらずモンテロッソは貝殻で警察を呼び遺跡のテロリスト達既に倒されている彼等を一網打尽にしてもらった。彼等は死んでいる者は復活させられたうえで裁判にかけられ全員その罪状に応じて厳罰に処せられた。老雄は二人と共に街のギルドに戻ってことの次第を話しギルドから感謝の言葉と報酬を受け取った。すると彼は自分の分の報酬は孤児院に寄付することを告げてだった。
そのままルチャ=リブレの戦士達が泊まっているホテルに足を向けた、そうして笑って言うのだった。
「俺はルチャ=リブレの戦士だから報酬はそこで受け取っている」
「そやからですか」
「こっちの報酬はいいさ」
「そうですか」
「とはいっても自分の金も結構寄付してるがな」
「それも子供の笑顔の為ですか」
「言っただろ、神の戦士はな」
それならばというのだ。
「神々に闘いを捧げてな」
「子供達の笑顔を護る」
「それが務めですか」
「だから寄付もするんだよ」
「今みたいに」
「そういうことさ、じゃあまた機会があったらな」
また会おうと言ってだった、老雄は彼の場所に戻った。その彼の後姿を見送ってモンテロッソは共にいたセスペデスに話した。
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