第一章
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老雄の活躍
ルイス=モンテロッソとアルフォンソ=セスペデスは今はモンテロッソの神託で今はグアテマラのティカルにいた。ここは遺跡が傍にある街であったが。
その街に来てだ、モンテロッソはセスペデスをある場所に案内した。そこは一体どういった場所かというと。
ルチャ=リブレの試合が行われている闘技場だった、モンテロッソは派手なマスクとコスチュームに身体を包んだ様々な種族の逞しい者達の闘いを見つつセスペデスに尋ねた。
「どうですか、今日の試合は」
「リチャ=リブレか」
「はい、興味はおありですか」
「起きた世界では僕は陸上部やけどな」
それでもとだ、セスペデスはモンテロッソに笑顔で答えた。
「格闘はロマンやと思ってる」
「ほなですね」
「これもや」
即ち格闘もというのだ。
「ええな」
「そう言ってくれますか」
「ああ、見応えがある」
こうも言うのだった、観戦を楽しみながら。
「ほんまにな」
「それは何よりです、そして」
モンテロッソはさらに話した。
「この大会は凄い人が出てます」
「誰や、それは」
「ルチャ=リブレ界の永遠のスターであるパパ=カストロです」
「カストロさんか」
「その人がです」
まさにというのだ。
「出てまして」
「それでやな」
「その人が今勝ち進んでいまして」
「どんな人うあ」
「めっちゃ凄い人でして」
それでというのだ。
「デビュー以来無敗の人です」
「それは凄いな」
「十六歳でデビューして四十年で今は老雄と言われてますが」
「もう五十六歳か、老雄って言われるだけあるな」
「まだ現役で」
「この世界でもレスラーの人の選手生命は長いな」
「ほんまにそうですね」
「それでその人の活躍をか」
「見てくれますか」
「ほなな」
セスペデスはモンテロッソの言葉に頷いた、そうしてだった。
二人は金色と銀色に輝くマスクとコスチュームの大男を見た、セスペデスはまずはリングに上がった彼を見て言った。
「あの人がやな」
「カストロさんでして神の戦士ともです」
「言われてるんか」
「もう結構な年齢ですが」
「それでもやな」
「ルチャ=リブレの選手らしく空中戦が得意で」
それでというのだ。
「力も強くて」
「強いんやな」
「そうです」
「種族はバーバリアンか」
セスペデスは彼の種族も指摘した。
「そやな」
「はい、バーバリアンの中でもとりわけ大柄で」
「しかも身体にバネがあってか」
「めっちゃ強いです」
「成程な」
「まああの人の活躍を見て下さい」
モンテロッソはセスペデスに期待する顔で述べた、そうしてだった。
老雄の闘いを見た、すると彼は実際に他の戦死を圧倒する最高の闘いを見せてくれた。そ
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