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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第14話 遠くから願う者達
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を聞かせてくれい。ではの」

 黙って秘書官から箱2つ持たされて、そのまま閣下に着いていく秘書官さん。 
 なんか、さっきと打って変わって優しそうな笑み浮かべてくれたし、閣下から見えない所で手を振ってくれたから……なんとか改善されたかな!?
 最初というか、移動してる間小さくずっと文句言ってたしね!
 
 さて、もらった箱の中身を確認して……あ、冷却魔法掛かってるから大分保つし……うぉ?! すげぇ、ゴリゴリ君セレブだ! 懐かし……え、うわすげぇ。最近のやつってチョコミントとか、チョコチップとか有るんだ……へー、ガキの頃ソーダしか見たことねぇのに。
 
 まぁいいや。帰ろ。
 
 ……しっかし、今日の事話すべきかねぇ。どうするかねぇ……面倒なことになったなぁ。
 
 
 ――sideカテラ―― 
 
「……珍しいですね、閣下が気に入るなんて」

「盟友の弟子じゃ、気にしておったが……フォッフォッフォッ。もっと早くにあって話すべきじゃったのぉ」

「たかが空曹と思った私はまだ未熟でした。申し訳ございません」

「フォッフォッフォッ、はやて嬢とは違ったタイプの子じゃ、弱く見せておいてというのは総じてそんなもんじゃよ」

 珍しいと思えるほど大きく笑ってらっしゃる。かつては管理局の最強の一角と謳われた人にはとても見えない。
 
「そういえば、親父のところに珍しく新人が来たそうじゃの。どんな子じゃ?」

「あぁ……あのカマ……いえ、父の所の人はよくわからないです。なんでも、私から私の頼みなら断れないわよねぇと、キモく……いえ、意味深な事を言っていたので」

「……相変わらず親父には酷いの。しかし、そうか……今度会いにいってみるかのぉ」

「……閣下。不用意な外出はお控え下さい。ただでさえ暗殺未遂があったばかりですのに」

 頭が痛くなってくる。表沙汰には出来ないせいで表立った警戒も出来やしない。
 
「暗殺なぞより、もっと大変な事が起きそうじゃし、そうなったら儂は間違いなく死ぬよ。そのためにいろいろ手を回しておるんじゃ」

「……そうですが。どうせいけませんと言っても行くんですよね? ならば近くまでお供します」

「フォッフォッフォッ、親父の作るパフェは美味しいぞ? 食べんのか?」

「……知ってます。昔からずっと! さ、閣下。急ぎますよ、スケジュールは詰まっているんですから!」

「少し遅れた程度なら問題……いや、レオのやつがやかましく言ってくるか。あやつは三人の時にしか言ってこんが、長いからのぉ……」

「そうですよ。さ、参りましょう閣下?」

「わかったわかった、押すでない……」

 最近ずっと面倒事が重なってたけど、今回の緋凰君とのお話は本当に良かった。閣下のスト
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