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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第14話 遠くから願う者達
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らこそ果てなき道を歩む者へ、時には手助けを。時には壁となり、時には託し残せる様に。
 そう願いながら私はここまで来ました」
 
 ビリビリと圧が凄まじい。気を抜けば呼吸すら……いや、殺されかねない。それほどまでのプレッシャー。
 なるほど、これが伝説。伊達ではないというのがよく分かる。
 
 だけど、そんなプレッシャーもフッと消えて。
 
「フォッフォッフォッ……ファーハッハッハッハッハ!」

 ……お?
 
「確かに、そうだ! そうだな! そうですな! クックックックックッ……」

 やべぇ、めっちゃ笑ってる。大丈夫かな? そうだの三段活用なんて初めて見ました。
 
「そうあれかしと、だれもかも願うが、どれも極端なことしか口にしない。平和であればいい、誰もそうだ。だが、平和とは一人で作られるものではない。
 そうじゃそうじゃ。なるほどのう……さて、()? それは何年前からそう考えた?」
 
「……3年前のあの日から、そう考え、そうでありたいと願っています。
 でも、一度は折れそうになりました。でも、立ち直されました。だから今度こそ、ちゃんと見守れたらなと、そうあれかしと願って今を生きてます」
 
 ……温和な顔とは打って変わって、まるで鉄火場に居るかのように悪い笑みを浮かべる閣下。
 
「……今の若い子らを見てると昔を思い出す。あの頃は楽しかった、儂らがペンタゴンと呼ばれてた時期が懐かしいのお。
 レジー坊達がヘクサゴンと呼ばれてたのは昨日の様に思い出せるのに、そうか……しっかりと育っておるのじゃな」
 
 ……あれ? 五角形(ペンタゴン)ってことは、後二人? シェイアさんも含むと仮定しても、あと一人は……誰だ? 
 それにレジー……? しかもこの人がレジー坊って言うことは、弟子とかそういうポジションかな? だけど、六角形(ヘクサゴン)ってことは、6人居るって事になるが……全然わからんな。
 
「そうか……またなのは達も招いて、話をしたいものじゃ」

 わぁー……普通に呼び捨てしてらっしゃる。多分次元世界において、完全に上からエース・オブ・エース(なのはさん)を呼び捨てに出来る人って数える程度しか居ないよなぁ。
 
「さて、響。儂はそろそろ面倒な会合に行かなくてはならん。すまんがお開きじゃ」

「あ、はい。わかりました」

 面倒って言ったぞこの人。

「わざわざここに呼び出して、なにもないというのもアレじゃろ。カテラ! この前買った氷菓子があったじゃろ。土産に持たせい!」

 そう言った瞬間、ガチャリとドアが開けば。

「はっ!」

 さっきの秘書官が、なんか箱2つ持って現れました。しかも見るからに冷たそうだし……何だ?
 
「それじゃあの、また話
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