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【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第017話 4日目・2月03日『夢見と朝の出来事』
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か」
「あによぉ? そもそもあんたのせいでこんな事になってるんだから責任取りなさいよアーチャー………」
「はぁ………。その様子だと見たな?」
「まぁ、ね…」
見た? なにを凛さんは見たのだろうか…?
そんな疑問符が浮かんだがそのまま凛さんはアーチャーに連行されてしまい姿を消したのだった。
「あの様子ですからリンはそのうち復活してくることでしょう。それよりシロ、タイガが来る前に朝食を作ってしまいましょうか」
「そうだね、セイバー」
それで気持ちを切り替えて私は朝食づくりに精を出した。
セイバーは茶碗などを出すだけ手伝ってもらった。
お風呂に入る前にキャスターのところへと顔を出して朝食について聞こうと思ったけど、なにやら怪しい実験をしていたので声をかけづらかった、尚且つセイバーも「今はそっとしておきましょう。シロのために頑張っているのですから」と言われたのでそっとしておくことにした…。
それからしばらくして凛さんが私服姿で先ほどとは違いいつものという表現は変だけど礼儀正しい佇まいで居間へと入ってきた。
「志郎。さっきは無様な姿を見せたわね」
「いえ、大丈夫ですよ。ところでアーチャーは…?」
「これから藤村先生が来るんでしょ? だから今は私の後ろで霊体化してもらっているわ」
「そうですか」
そんな会話をしている時だった。
「おっはよーう! 志郎、アルトリアさん!」
ガラッ!バァン!と玄関が破壊されそうな勢いで藤ねえが家の中に入ってきた。
毎度思うけどうちの玄関大丈夫かな…?不安だからまた後で強化の魔術で補強しておこう。
そんな私の気持ちとは関係なく、
「今日の朝ご飯はなぁにかな〜?…って、遠坂さん?」
「お早うございます藤村先生」
凛さんも優等生モードに入ったらしい。私とのため口がなりを潜めて丁寧語になった。
「ん? んー? どうして遠坂さんがここにいるの…?」
「はい。ちょうど家の改築の為に困っていたところ志郎さんがよかったらウチに泊まって下さいと言ってくれたので下宿させていただくことになりました。よろしくお願いします」
速攻ででっち上げの内容を言う辺りこのことは想定内らしい…。さすが凛さん。
なので私も話に合わせることにした。
「藤ねえ、そう言う事なんだけど、大丈夫かな…?」
私は藤ねえを見上げる形で尋ねると一瞬藤ねえは「うっ!?」と言葉を発した後に、
「志郎…あんたは本当に純朴だけど将来が心配だわ…」
という意味のわからない返答で返されてしまった。なんでよ…?
それに一緒に聞いていた凛さんとセイバーも頷いているし、なにか私が悪いみたいじゃない…?
「ま、いっか。そうなんだぁ〜。それじゃしょうがないね。うん、許しましょう」
「
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