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【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第011話 3日目・2月02日『共同戦線協定(前編)』
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。お嬢ちゃんでもいいわよ?」
セイバーとキャスターもそれぞれ呼称が決まったようなので返事を返していた。
セイバーは純粋にいい名だと褒めて、キャスターはまるで誘うような妖艶な言葉遣いだった。
それで凛さんは顔を赤くしたりしていたけどすぐに調子を取り戻して、
「それじゃ手始めにまずお互いの使える魔術を把握しておきましょう。いざってときに何を出されるか分からないんじゃ洒落にならないから。
できればアーチャーも教えて欲しいものだけれどね…。
ま、それはいいとしてもうお分かりの通り、私の魔術はまず魔術刻印に刻まれたガンドを主にした様々な魔術…それに宝石を中心とした宝石魔術師。
そして属性は“
五大元素
(
アベレージ・ワン
)
”よ」
「“
五大元素
(
アベレージ・ワン
)
”ですか!?」
「そうよ。だから大抵の魔術は使えるわね」
「はぁ…凛さんってすごいですね。私はちょっと属性が特殊だから羨ましいです」
「志郎の属性ってなんなの?…っていうかあまり貴女は魔術を使わなかったからどんなのか分からなかったわね?」
「あはは…あまり知られると先がまずいことになるから他の魔術師には内緒にしておくんだよってお父さんに言われていたから…」
「なに…? もしかしてあなたって封印指定級の魔術師ってわけ?」
「まぁ、そうなりますかね…? キャスターも私の魔術は異常だって判断したくらいですから」
それで凛さんはキャスターのほうに顔を向けて、「そうなの?」と尋ねていた。
「ええ。私も最初に志郎様の魔術を見させてもらった時は驚愕しましたから…」
「…キャスターのサーヴァントをも唸らせる魔術か。それでどういったものなのよ?」
「口外しないって約束できますか? そうでないと最悪協定が破綻する恐れがありますから…」
「それほどなのね…わかったわ。遠坂の名に誓って約束は守るわ」
凛さんは自信の顔をして言い切ってくれた。やっぱりいい人だな…。
「ほっ…ありがとうございます。それじゃまず私の属性ですがこれも特殊で五大に属さない“剣”です」
「“剣”…? また珍しいもの持っているわね? それじゃ五大に属していないって事はろくな魔術は使えないってわけ?」
「…はい。一応お父さんが残してくれた魔導書で覚えたから知識だけは持ってはいるんですけど、いざ使ってみろとか言われると初級程度のものはなんとか使えますが、それ以上となるとそう簡単にはいかないのが現状です。
それでまともに使える魔術といったらやっぱり属性故なのか“強化”“変化”“解析”“投影”と戦闘方面ばかりなんです」
「ふーん…極まれに特殊な属性を持った魔術師が生まれるっていうけど、ほんとに使いづらいのね。
…しかも志郎の場合は間違いなく先天的じゃなくて後天的なわけか。それじゃ一代目の魔術師だから
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