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【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第005話 2日目・2月01日『学園での死闘』
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管理者“遠坂凛”さん…》
《彼女がそうなのですか。そしてどうやら場所の位置的に双剣の男性が彼女のサーヴァント…そして槍を持った方が敵といったところでしょう? シロ、なにかあの宝具についてわかりますか?》
《少し待って…まずあのランサーに間違いないサーヴァントが持っている赤い槍は……》
私はあの槍を見ながら八節を順に解析していき出た結果、
《嘘!?》
《どうしたのですか、シロ!》
《あ! う、うん…ちょっと驚いちゃったけどあの槍は歴史を見る限り該当するのはただ一つ。
一度放たれれば心臓を貫くと言われる魔槍・ゲイボルク。そこから導き出される人物といえば…》
《では、彼はアイルランドの光の御子…クー・フーリン!》
《たぶん、それで間違いないわ。さすがランサーに選ばれるだけはあるね》
《はい。彼ならば適当でしょう。ではもう一人の方もなにかわかりますか?》
《それももう解析中よ。…………え?》
私はそこで少し思考がフリーズしてしまった。
あれは…確かに宝具、名を『干将・莫耶』。
だけど中身は贋作。それに私と似た感じがする。まさか投影の武器!?
しかし贋作だからといってその完成度に思わず私は見とれてしまった。
そこで気が緩んでしまったのがいけなかったのか、
「誰だ!」
ランサーに視線で気づかれてしまった。
「いけない! セイバー!」
「はい!」
私達はすぐに校舎の中へと入り込み、まだ私の正体はばらさない為にもセイバーに正面に立ってもらった。
それからすぐにランサーは私達の前に現れ、
「ほう、ついさっきまで気づかなかったがここにもう一人マスターとそのサーヴァントがいたとはな。
しかもそのなりだとセイバーに間違いねぇな? しかし、まぁ…二人とも成長はそこそこってところか?」
「なっ!? ランサーのサーヴァント! それは私に対しての…ましてや敬愛なる我がマスターに対しての侮辱と受け取ってもいいのだな!?」
「セイバー…遠坂さん達がくる前に済ませちゃおうか♪」
「…名案ですね。さあ、ランサー構えなさい!」
「いいねぇいいねぇ、この空気! やっぱ戦いってのはこうでなきゃな! 初撃は譲ってやるぜ!」
「いいだろう。その余裕、倍にして返してあげましょう!」
セイバーは風王結界で隠された剣を下段で構えながら魔力放出をして勢いよくランサーに斬りかかった。
「はあぁぁぁーーー!!」
ガキンッ! と鈍い音がしてランサーの槍とセイバーの見えない剣が激突した。
と、同時に私は事前に用意しておいた無銘の弓で黒塗りの矢をセイバーがランサーに打ち込んでいない場所に向けて放った。
だがそれは中ることも叶わずなにか障壁のようなもので弾かれた。
「「!?」」
セイバーは咄嗟にランサーの
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