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【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第004話 2日目・2月01日『聖杯戦争の真実』
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「それでこれからどうしますか、志郎様?」
「うん。それなんだけど、まずはマスター登録をしに言峰教会にいこうと思っているの」
「コトミネ…その名には覚えがあります」
「セイバーはやっぱり知っているんだね。
そう、言峰教会にいる神父は前回の数少ないマスターの生き残りでお父さんが確かに心臓を打ち抜いて殺したといっていた言峰綺礼が居座っている場所なの」
「心臓を打ち抜かれて、ですか志郎様? それではたとえ生き残っていても…」
「キャスターの言いたいことはわかっているわ。だから用心はしておいて損はないと思う…」
「そうですね。もしかしたら裏でなにかしら画策をしているかもしれませんから、シロの言うとおりですね」
「うん。それで一応顔合わせはしておいた方が損はないと思うからキャスターはまだ製作中の神殿の作成を私とセイバーが行っている間によろしくできるかな?」
キャスターは一瞬心配そうな表情をしたが了解したようで頷いた。
だけどセイバーの方へと向いて、
「セイバー。志郎様に万が一がないようお願いいたしますよ?」
「言われるまでもありません。マスターは我が剣にかけてお守りいたします」
そして二人はニヤリと笑みを浮かべた。
私はもう信頼関係ができているんだなと嬉しく思っていた。
そして私は電話で事前に連絡を入れておくことにした。
『…こちらは言峰教会だがなにようかな?』
「突然ですが、あなたは言峰神父で間違いはありませんか?」
『然り、私は言峰教会を預かる言峰綺礼で間違いはない』
「そうですか。では、聖杯戦争のマスター登録を行いに一度顔を見せたいのですが今晩そちらにお伺いしてよろしいでしょうか?」
『ほう……では君で最後のマスターということになるのかな? 名を聞こう』
「衛宮志郎……衛宮と聞けばお分かりでしょうか?」
『!…………』
しばらく受話器の先からは沈黙が続いたが、
『…よかろう。衛宮の名を継ぐものよ。今宵は時間を空けておくのでいつでも来られるがいい』
「わかりました。それではこれで失礼します」
『ふふふ…来訪を楽しみにしていよう』
ガチャ…と最後に歓喜のような喋りをしながら受話器はもう切られていた。
そこにセイバーがやってきて、
「シロ、大丈夫でしたか?」
「うん。なんとか…でももうサーヴァントは全部揃っちゃっているみたい。言峰神父が言うには私が最後のマスターだと言っていたの」
「では聖杯戦争は開始されるということですね?」
「そういうこと…だから気を引き締めていこうね、セイバー」
「はい。私はシロの剣です。絶対にこのような歪んだ戦争は沈めてみせましょう。我が剣に誓って…」
セイバーは風王結界によってその姿を隠された聖剣エクスカリバーを掲げながら私に誓いを立ててく
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