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【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第002話 1日目・1月31日『魔女との出会い』
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に負担がかかるから滅多なことでは投影しないんだけど…」
「はぁ、そうは申しますがその剣はともかく弓の方は宝具ではないのですか? 魔力がすごく感じるのですが…」
「うん。確かにこの『
無駄殺しの弓
(
フェイルノート
)
』はアーサー王時代の弓矢として有名だから宝具だけど、私はアーサー王関係の武器は他のに比べて負担は軽いの」
「え? どうしてなのですか?」
キャスターは非常に気になったのか聞いてみた。
だが志郎はそれはまだ内緒だといった。
それは今夜もう一人のサーヴァントを呼び出した後に説明するということだ。
でもキャスターはどうにも気が乗らなかった。
「…私がいますのに、どうしてもう一体サーヴァントを呼び出すのですか?」
あきらかにキャスターは不満を露わにしていた。
やはりキャスターは最弱のクラスだと思われたかもしれないと思ったからだ。
だけど志郎はそれだけは譲れない理由があった。
だからキャスターをたしなめた後、
「…今夜呼び出すサーヴァントは私にも、そしてお父さんにとっても特別な存在なの」
「特別の、ですか?」
「うん。その時にはキャスターにも真実を話すわ。この聖杯戦争の真実も兼ねて…」
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