第七千八百八十九話 大使館前で
[8]前話 [2]次話
第七千八百八十九話 大使館前で
韓国の日本大使館前ではいつもデモが行われます、それこそ何かなくても毎週水曜日は行われていますが。
当然今回の騒動みたいな時は起こります、それでそのデモはといいますと。
「私のビールやポカリスエットをぶちまけていますね」
「いつも通りですね」
日本兄妹はその動画を観てお話します。
「何といいますか」
「まあ行われると思っていましたが」
「お約束の展開ですね」
「ですが」
それでもとです、妹さんは指摘しました。
「もう今は」
「はい、あそこは大使館ではないです」
「跡地になっています」
建物すらありません。
「そんな状況ですが」
「それでもですね」
「デモをしていますね」
「まして私のビールやポカリスエットをぶちまけても」
それでもと言う日本でした。
「買ってもらっているので」
「別にそうされても」
何ともないのでした、そもそももう大使館もないのですから。
第七千八百八十九話 完
２０１９・７・１７
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除