外伝〜想定外の起動者〜 後篇
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考え込んだ後エリスに訊ね
「はい、どうやら最初から搭載されているみたいです。今お見せしますので少々お待ちください。」
訊ねられたエリスはエル・プラドーを操縦してエル・プラドーに最初から搭載されている騎士剣を構えた。
「あの形態は…………”騎士剣”か。」
「私やお父様と同じ細剣を得物としているエリスさんには少し合わない武装ね。」
「…………やはり、ヴァリマールのように武装の強化、改造が必要のようだな。――――――頼めるか、ディオン三姉妹。勿論報酬はヴァリマールの時のように相応の額を用意するつもりだ。」
レーヴェとプリネはエル・プラドーの武装を確認すると静かな表情で呟き、リウイは考え込んだ後セティ達に視線を向け、視線を向けられた三人は互いの視線を交わして頷いた後答えた。
「”工匠”としてその依頼、謹んで受けさせて頂きます。」
「ま、ヴァリマールの”太刀”を強化しておいて、エル・プラドーの武装を断る訳にはいかないもんね〜。」
「…………口を謹んでください、シャマーラ。…………支援課に帰ったらゼムリアストーンもそうですけど、改造の際に必要な他の鉱石の合成も早急にする必要がありそうですね…………」
「へ…………ちょ、ちょっと待ってくれ。エリナの口ぶりだと、まるでゼムリアストーンも人為的に作れるように聞こえたんだが…………もしかして、”工匠”って”ゼムリアストーンも作れるのか?”」
シャマーラに注意した後疲れた表情で溜息を吐いたエリナの言葉が気になったリィンはエリナに訊ねた。
「ええ、”ゼムリアストーンのレシピ”はお父様が”影の国”に巻き込まれた際に思いついてくれましたから、”匠貴”である私達でしたらお父様が思いついた合成技術で”ゼムリアストーンを人為的に作る事は可能です。”」
「ま、最低でも”匠範”クラスの”工匠”でないと作る事が許可されない難しい技術だから、それを簡単にする為の課題は残っているけどね〜。」
「”現在のゼムリア大陸の技術ではゼムリアストーンを人為的に作り出す事は不可能なはずのゼムリアストーンを人為的に作っている時点”で十分非常識だと思われるのですが。」
「ううっ、”精霊窟”でゼムリアストーンを集めていたわたくし達の苦労は何だったのでしょうね…………?」
「頼むから、それだけは言わないでくれ、セレーネ…………考えるだけでも虚しくなってくるから…………」
エリナとシャマーラの答えを聞いたアルティナはジト目で指摘し、セレーネとリィンは冷や汗をかいた後疲れた表情で肩を落とした。
「ア、アハハ…………それよりも”起動者”でしたか?それの基準は一体どういうものを基準にしているのでしょうね?」
リィン達の様子を見て冷や汗をかいて苦笑していたノエルはある疑問を口にし
「”神機”の”起動者”であるエリ
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