外伝〜想定外の起動者〜 後篇
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ヴァリマールさんを手に入れた時もこの空間のような異空間を攻略して、奥に待ち受けているこの空間の”主”を倒したのですわ。」
「つまりはこの異空間の奥に”主”と”騎神”が待っているという事ですか…………」
「でも、どうしてエレボニアの伝承の存在であった”騎神”がクロスベルに…………」
リィンとセレーネの説明を聞いたティオは真剣な表情で呟き、エリィは不安そうな表情で呟いた。
「…………そんな…………でも、どうして私なんかが…………」
「エリス?どうしたの?」
一方リィン達の話を聞いて信じられない表情で呟いたエリスの様子が気になったアルフィンはエリスに訊ね
「その…………実は兄様達が”黒の工房”の使い手達が撤退する様子を見て無念を感じている所を遠目で見えた時にも先程と同じ声が聞こえてきたんです…………」
「え…………」
「何だって!?それは本当なのか、エリス!?」
エリスの答えにエリゼは呆けた声を出し、リィンは血相を変えてエリスに訊ねた。
「は、はい…………『新”起動者”候補の波形を100アージュ以内に確認。これより”試しの場”を展開する』という内容の声が私の頭の中に響いたんです。」
「「な――――――」」
「おいおい、どう考えても”ただの偶然”とはとても思えないぜ?」
「ええ…………恐らくですがエリスさんがこの異空間の奥に待ち受けている”騎神”の…………」
「”起動者”の可能性が非常に高いかと。」
エリスの説明を聞いたリィンとエリゼはそれぞれ絶句し、疲れた表情で呟いたフォルデの言葉に頷いたステラは真剣な表情でエリスを見つめ、アルティナは静かな表情で呟いた。
「――――――ま、何はともあれ、早急にこの異空間を何とかする必要があるのだから、アルスターの民達の為にもさっさと攻略した方がいいんじゃないのか?」
「ヴァイスさん!それにリウイ達やセリカ達も…………!」
「どうして陛下達までこちらに…………」
するとその時リィン達の背後からヴァイス達が現れ、ヴァイス達に続くようにリウイ達とセリカ達も現れ、それを見たエステルは声を上げ、リィンは驚きの表情で呟いた。
「リアンヌが”太陽の砦”から”気になる気配”が感じると聞き、先程報告にあった”太陽の砦”に起こった”異変”を確認する意味でも来てみたのだが…………」
「この異空間は一体…………何となくですが”影の国”を思い返すような空間に見えますが…………」
「理由はわかりませんが、何らかの要因によって”太陽の砦”が”異界”と化したかと思われるのですが、一体何が要因で…………」
リウイの説明に続くように呟いたイリーナは困惑の表情で周囲を見回し、ペテレーネは考え込んでいた。
「――――――恐らくですが、”碧の大樹”――――――いえ、クロスベルが”零の至宝”による加護を受
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