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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜想定外の起動者〜 前篇
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ったミントさんですか?」
「うん!ツーヤちゃんの手紙でもセレーネちゃんの事が書いてあったけど、実際にこうしてセレーネちゃんと会えてとっても嬉しいよ!よかったら、セレーネちゃんもミントの友達になってくれるかな?」
「ミントさん…………ふふっ、わたくしでよければ喜んで。」
「アハハ、よかったわね、ミント。――――――初めまして、リィン君。君の事は”色々”と聞いているけど、こうして会える事ができて嬉しいわ。」
新たな友人関係を築き始めているミントとセレーネの様子を微笑ましそうに見守っていたエステルはリィンに声をかけた。
「ハハ、それについてはお互い様ですよ。――――――クロスベルではエリゼがお世話になりました。」
「う〜ん…………どっちかというと活躍していたのはエリゼちゃんだったような気がするから、お世話になったのはあたしたちの方よ。」
「ああ、彼女は僕達よりも早くロイド達に加勢していたし、”碧の大樹”でもアリオスさんとの激闘でもアリオスさんと同じ”剣聖”である彼女には世話になったよね。」
「…………恐縮です。」
「エ、エリゼ…………ロイド達と共に”碧の大樹”に突入して攻略した話は聞いてはいたけど、”風の剣聖”とまで戦った事があるのか…………」
「姉様は私達の知らない所で一体どれほどの戦いを潜り抜けたのでしょうか…………?」
エステルとヨシュアの話を聞いたエリゼは静かな表情で会釈し、その様子を見守っていたリィンとエリスは冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。

「あ、それとあたし達は呼び捨てにしてよ?歳だって一つしか違わないんだし。」
「君達のように僕達もロイド達とはお互い呼び捨てだから、僕達ともロイド達に接するような態度でお願いするよ。」
「はは…………それじゃあお言葉に甘えて。よろしく、エステルにヨシュア。」
エステルとヨシュアの申し出を聞いたリィンは苦笑しながら答え
「うん、こちらこそ!」
「会えて嬉しいよ。」
エステルとヨシュア、それぞれと順番に握手をした。

「ふふっ、それにしてもオリヴァルトお兄様がリベールの旅行時代にお世話になった方々とこんな所で会えるなんて、これも空の女神の導きかもしれませんわね。」
「いや、だからその言葉はエイドスは滅茶苦茶嫌がるからあんまり言わない方がいいって…………オリビエが”お兄様”?」
「まさか貴女はエレボニア帝国皇女の…………」
アルフィンに声をかけられたエステルは苦笑しながら答えかけたがある事に気づくと目を丸くし、ヨシュアは驚きの表情でアルフィンを見つめた。
「名乗るのが遅れて申し訳ありませんでした。わたくしの名はアルフィン・レンハイム。”元エレボニア帝国皇女”であり、オリヴァルトお兄様の妹でもあり、今はリィンさん――――――”ご主人様”専用の使用人兼娼婦ですわ♪」

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