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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
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つある。一つはお前達――――――特にルシティーネ卿を味方にする事で知る事ができる”魔導操殻”とやらの技術を知る為だ。」
「あのー…………先に言っておきますけど、私は専門的な技術についてはわからないですよ?あ、勿論私の身体を解体するのは絶対にダメですからね!それと触る事も!」
「あぁ、そんなご無体な…………!」
「せめて触るくらいはいいのではないか…………!?」
「二人の場合、その”触るくらい”という言葉すらも怪しいからなのでは?」
「あの様子ですと、隙あらばリリカを触ったり解体するつもりでしょうね…………どうやらリリカの”姉”である私がしっかりと見張る必要がありそうですわね!」
ヴァイスの話を聞いた後答えたリリカの答えにショックを受けている様子のリセルとエイフェリアにアルは静かな表情で指摘し、リューンはジト目で二人を見つめた後胸を張って答え
「いや、それ以前に私は貴女と”姉妹”の関係になる事を承諾した覚えがないのですが!?」
リューンに対してリリカは疲れた表情で指摘した。

「まあ、その件については落ち着いた時に後で話し合うとして…………もう一つの理由は”敵”にお前達という戦力を取られない為の措置でもあるな。」
「”敵”…………先程現れた”黒の工房”やお前達の戦争相手であるエレボニア帝国とやらか。雇われている訳でもなく、”貸し”がある訳でもない連中につくつもり等毛頭ないが…………そこまでして俺達が敵につかないようにするとは、初めて会ったばかりだというのに随分と俺達の事を高く評価しているのだな?」
「フッ、エステル達の話によると確かそちらの二人は”魔神”と”女神”なんだろう?その上ジェダルは先程”猟兵王”と互角の斬り合いをしたと聞いている。そんなお前達は俺達にとっては正直、二大猟兵団もそうだが結社や黒の工房よりも強力な戦力だ。――――――ならば敵に取り込まれる前にこちら側に取り込めようと思ったまでだ。」
「…………依頼内容に相応した”報酬”と俺達に依頼を受けるかどうかの選択権があるならば、内容次第で引き受けてやる。」
ヴァイスの説明を聞いたジェダルは静かな表情で答え
「フッ、決まりだな。改めてこれからよろしく頼む。」
ジェダルの答えを聞いたヴァイスは静かな笑みを浮かべた。

「フフ、中々面白い戦いが見れたな、ウォレス?」
「ハハ、正直相手が哀れに思えるような”蹂躙戦”でしたけどね。将軍が言っている戦いは”灰色の騎士”達もそうですて、”剣聖”の子供達の事でしょう?」
一方古戦場にある遺跡の一部から双眼鏡で戦いを見守っていたオーレリア将軍の問いかけにウォレス准将は苦笑しながら答えた。
「ああ。…………この戦いも”あの方の仰る通り”だったが、まさかアルフィン殿下まであの場で戦っておられた事まであの方は”見通していた”と思
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