暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜英雄無双〜
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ルベリヒが転移魔術を発動していた事によってアルベリヒ達は転移しようとしていた為オルディーネからジークフリードの嘲笑する声が聞こえた。
「転移魔術を発動したからと言って簡単に逃げられると思ったら大間違いじゃ!――――――レイ=ルーン!!」
「な――――――ぐあああああっ!?」
「アルベリヒ!?」
そしてアルベリヒ達が消える直前に放ったリフィアの純粋魔力による集束エネルギーがアルベリヒの右腕を一瞬で焼き尽くして消失させ、それを見たゲオルグが驚きの声を上げた瞬間アルベリヒ達は転移魔術によってその場から消え、同時にヴァリマールがリィンの背後に現れた!

「逃がしてしまった…………くっ、さっきの戦いでジークフリードを気絶まで追い込んでおけば転移魔術を発動させる隙も与えなかったのに…………っ!」
「お兄様…………」
アルベリヒ達が撤退した後、悔しがっているリィンをセレーネは辛そうな表情で見つめた。
「ま、俺達の目的は果たしている上あの様子だとエレボニアと戦っていたらその内自分達からまた姿を現すだろうから、その時にリベンジすればいいじゃねぇか。だからそんなに気にすんな。そもそも俺達の今回の目的はアルスターの民達の護衛と北の猟兵達の殲滅だぜ?」
「フォルデ先輩…………そうですね。――――――お蔭様で頭が冷えました。ありがとうございます。」
フォルデに慰められたリィンは少しの間黙り込んだ後冷静になってフォルデに感謝の言葉を送り
「クク、熱くなりがちな後輩を諫めるのも先輩の仕事なんだから、気にすんなって。」
(…………セシリアの助言を聞いてフォルデ達をリィンにつけた事はやはりあらゆる意味で正解だったようだな。)
(ええ…………さすがリィンの”担当教官”だった方ですわね。)
リィンに感謝されたフォルデは親し気な笑みを浮かべて答え、その様子をゼルギウスとシグルーンは微笑ましそうに見守っていた。

(兄様…………私にも姉様やセレーネのような”力”があれば…………)
一方リィン達の様子を遠目で見守っていたエリスが辛そうな表情を浮かべたその時

新”起動者”候補ノ波形ヲ100アージュ以内ニ確認。コレヨリ”試シノ場”ヲ展開スル――――――

「え…………」
突如頭の中に謎の声が響き渡り、それを聞いたエリスは困惑の表情で周囲を見回し
「?どうしたのエリス?」
「いえ…………今声が聞こえた気がしたのですが…………多分気のせいだと思います。」
自分の様子を不思議に思ったアルフィンに声をかけられると答えを誤魔化した。

その後――――――北の猟兵達はメンフィル・クロスベル連合軍によって”殲滅”され、メンフィル・クロスベル連合軍が戦後処理をしている中その様子をバスの傍でジェダル達が見守っているとリセル達と共にジェダル達に近づいたヴァイ
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