暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜英雄無双〜
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「次に相対する時は今回の依頼の失敗による”借り”も返させてもらう。――――――それまでに俺達以外の何物かに屈するような事はしてくれるなよ、特務支援課に遊撃士協会。」
そして西風の旅団と赤い星座はゼクトールの”精霊の道”によってその場から転移した。

「逃がしてよかったの、ジェダル?」
「今回の目的はアルスターの民達を乗せたバスの護衛だ。護衛しているにも関わらず手負いの獣相手に深追いは禁物だ。」
ゼクトール達が消えた後訊ねたフルーレティの疑問にジェダルは静かな表情で答え
「!…………どうやらデュバリィ達の方も終えたようですね。」
「あ……………………」
周囲の状況を見回してそれぞれが相手をしていた敵達を制圧した様子のセリカ達やリィン達、リフィア達に気づいたリアンヌは静かな表情で呟き、リアンヌの言葉を聞いて周囲の状況を見たエリィは呆けた声を出した。

「「飛燕無双演舞剣!!」」
「ガフッ!?ハハッ!いいねぇ!もっとだ…………もっとアツくさせろや、”嵐の剣神”!!」
セリカとサティアの協力技(コンビクラフト)を受けて全身から大量の血を出血させ、更に口からも血を吐いたマクバーンは満身創痍の状態でありながらもなお闘志を燃やし続けていた。
「いや、そんな事を言っているけど、実際はボロボロじゃない『マーズテリアよ、悪しき者を貫く槍を――――――神槍の流星!!』っと!ハア…………クロスベルで仕掛けると聞いた時から嫌な予感はしていたけどこんなことになるなんて、想定外だよ…………」
一方マクバーンの様子に気づいて呆れた表情で指摘しかけたカンパネルラだったがロカが放った魔術を慌てて”転移”で回避して疲れた表情で溜息を吐いた後指を鳴らした。するとカンパネルラとマクバーンは幻の炎に包まれ始めた。
「あの炎はもしかして…………」
「”転移”の類の炎か!?」
二人に纏っている炎を見てある事を悟ったシュリは静かな表情で呟き、レシェンテは真剣な表情で声を上げた。
「カンパネルラ!?何勝手な事をしていやがる!?」
「悪いけどこんな所で君を失う訳にはいかなくてね。――――――そういう訳だから僕達はこれで失礼するよ。」
マクバーンの文句を軽く流して答えたカンパネルラはマクバーンと共に転移によってその場から消えようとしたが
「逃がすか!雷光――――――紅燐剣!!」
「ちょっ、また…………!?うわあっ!?」
「ガアッ!?」
転移によって消える直前に放たれたセリカの雷が宿った高速剣の斬撃波によってマクバーンと共に全身を切り裂かれ、体の様々な場所から出血させた状態で消えた。

「月閃光!――――――今ですわ!」
「ああっ!我が剣は我が皇の刃!闢――――魔神王剣!!成敗!!」
「――――――!!??」
同じ頃シグルーンのクラフトによって態勢
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