外伝〜英雄無双〜
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に対してルトガーは落下しながらも体制を整えて自身の得物であるバスターグレイブで防御態勢に入った。しかし――――――
「な――――――ぐあッ!?ハハッ…………読み違えちまったな…………こんな事になるなら最初から本気を出しとくべきだったぜ…………」
ジェダルが放った超威力の斬撃の前には防御も意味を為さず、ルトガーのバスターグレイブは真っ二つに割られ、更にルトガー自身もジェダルの斬撃を受けてしまい、ジェダルの斬撃を受けた部分から大量の出血をしてしまい、その出来事と今までの戦闘のダメージによって戦闘不能になったルトガーは地面に跪いた!
「団長!?まさか団長が敗北するとは…………!」
「クソッタレ…………!幾ら俺達が相当な使い手とは言え、こんな少人数にそんな大人数でタコ殴りにするとか、いくら何でも卑怯やないか!?」
「アルスターの人達を虐殺しようとするアンタ達にだけは”卑怯”呼ばわりされる筋合いはないわよ!」
ルトガーの敗北に気づいたレオニダスは驚き、ゼノは劣勢になっている自分達の状況で悪態をついた後思わずエステル達に文句を口にし、ゼノの文句に対してエステルが怒りの表情で反論した。
「アハハ…………さすがに不味くなってきたね…………!」
「くっ…………特務支援課が手強い事はわかっていたが、まさか女ばかりで編成されているメンフィルの連中にもこれ程手強いとは…………!」
「ふふっ、わたくしやエリスが”執行者”ともまともにやり合えたのも”ご主人様”のお陰ですわね♪」
「姫様…………時と場所を考えて発言してください…………」
「…………意味はよくわかりませんが、リィン少佐の不埒が関係していると想定しました。」
「――――――」
ルトガー達同様ロイド達との戦いによって劣勢に陥っているシャーリィは傷つき、疲弊した様子を見せながらも好戦的な笑みを浮かべ、ガレスは唇を噛み締め、ガレスの言葉を聞いて思わず呟いたアルフィンの発言にエリスは脱力し、アルティナはジト目になり、アルティナに続くようにクラウ=ソラスも機械音を出してロイド達に冷や汗をかいて脱力させた。
「ハア、ハア…………でもこんな大人数を相手にして、まだ立っていられるなんて…………」
「そいつらは腐っても二大猟兵団の隊長クラスだからな…………ユウ坊にはいい経験になっただろう?」
一方シャーリィ達との戦いで疲弊していた様子を見せているユウナに答えたランディは苦笑しながら指摘し
「というか普通に考えたら警察学校も卒業していないユウナちゃんが経験するにはあまりにも早すぎる相手だったんですけどね…………」
「ユウナが彼ら相手に渡り合えたのは、赤い星座の隊長クラス二人相手に互角にやり合える私達味方の人数が多かった事もそうですけど、この戦いの前に武器や防具を新調した事も影響しているでしょうね。
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