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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜三人の英雄、三人の王〜
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静かな表情で答えたゲオルグの答えにリィンは目を見開き、シグルーンとゼルギウスは厳しい表情でゲオルグを睨んだ。

「それにしてもいずれ古巣とやり合う事になる事は想定していたけど、まさかこんな形で早速古巣とやり合う事になるなんてね。」
「それも”執行者”程の使い手が戦闘能力もない民間人の虐殺に手を貸すとは、”盟主”がいなくなった途端ただの外道の集団に堕ちたようだな。」
「おまけに”結社”を裏切った”黒の工房”やその”黒の工房”と協力関係である”鉄血宰相”とも組むとは。その様子ですと結社は随分追い詰められている状況のようですわね?」
エンネアとアイネスは厳しい表情でカンパネルラやマクバーンを睨み、デュバリィは真剣な表情でカンパネルラ達に問いかけた。

「いや、結社(僕達)の状況がそんな事になった原因の一つである君達にだけはそれを言われたくないんだけどねぇ。」
「クハハハッ!テメェが結社を抜けた上”英雄王”達と”盟主”を討った話は聞いていたが、まさかこんな所でやり合う事になるとは思わなかったぜ――――アリアンロード!」
デュバリィの指摘に対してカンパネルラは疲れた表情で答え、マクバーンは好戦的な笑みを浮かべてリアンヌを見つめた。
「その言葉そっくりそのまま、お返し致します。――――――とはいっても、貴方の相手は私ではありませんが。」
「あん…………!?それは一体どういう意味だ…………!?」
そしてリアンヌの言葉を聞いたマクバーンが不満げな表情を浮かべたその時
「―――お前の相手は俺達がする事になっている。」
「リアンヌと戦いたければ、まずは私達を倒す事ね。――――――とはいっても”神”でもない貴方では私達はともかく、セリカには絶対勝てないでしょうけど。」
「愚かな野望に手を貸し、民達の虐殺に手を貸す”罪人”よ、貴方の罪は軍神(マーズテリア)の神官騎士が私が裁きます。」
セリカ、サティア、ロカがそれぞれ前に出てマクバーンの相手をする事を宣言し
「セリカ様、私達も!」
「主の敵は私達の敵。どうかお覚悟を。」
「セリカ…………敵…………わたしたち…………敵…………覚悟する…………」
それを見たシュリも他の使徒達と共にセリカ達の元にかけつけ、シュリ達に続くようにリタとナベリウスもセリカ達の元にかけつけた。
「幾ら相手が執行者のNo.Tでリアンヌさんと並ぶ使い手だろうと、相手が悪すぎましたね。」
「ハハッ、最強には最強をぶつけるってか?」
その様子を見たティオは静かな笑みを浮かべ、ランディは口元に笑みを浮かべた。

「ちょっ、勘弁してよ…………!ただでさえ、不味すぎる面子が揃っているのに、”鋼の聖女”すらも歯牙にもかけない”嵐の剣神”が相手とか、幾らマクバーンでも相手が悪すぎるよ…………!」
「こら、No.0!マスター
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