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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第13話 想いを伝える。全開で
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ってるのに、そのランク帯なん?」

 はやてちゃんの見えない所でズッコケそうになる。近くに居たフェイトちゃん、ベッドから見ている響の目が丸くなる。いや本当に、気にしないでください。
 ちょっと、聞きたいことがあったんだけど……。いつか言ってたことだけど、はやてちゃんは知らなかったのかな?

「どうもこうもこれが適正だって、その当時の人に言われたんですよ。加えて……空を飛びたいからなんとしてでも取りたかったですし」

「……そっか。あと、シグナムと響はどこで出会ったん? それが割れたからシグナムは響を信頼したと思うし、ずっと気になってるんよ」

 と、はやてちゃんの質問に対して腕を組んで考えて。ちらりと視線を横に流してから。
 
「……深い意味は無いですし、別にマイナスに捉えている訳ではないと理解してくださいね」

「? うん、わかったー」

 よく分かってないけどはやてちゃんの返事で、軽く深呼吸して。一言。
 
「10年前、シグナムさんに魔力を持っていかれました。俺も夜天の書の被害者です」 

 瞬間、はやてちゃんが頭を下げた。
 
 慌てて響が気にしてませんからって、何度何度も伝えてようやく頭を上げてもらって。

「そう……か。なぁ響? 響は闇の書事件の事……本当に恨んでないん? 私やヴォルケンリッターの皆を、シグナムを恨んでないん?」 

 伝えられた事実に動揺を隠せないままはやてちゃんは言葉を続ける。
 苦しそうに俯くはやてちゃんを見て、響は……なんかすっごく気まずそうにしてる。

「顔を上げて下さい。はやてさん。言った通り気にしてません。それに夜天の魔導書(・・・・・・ )そういうもの(・・・・・・ )だからと言われて……あ」

 瞬間空気が凍る。明らかに今不自然なことを言った。響もそれを察したのか、徐々に視線が泳いでいく。はやてちゃんも理解が追いついていないのか、微妙な顔を。

「……なぁ、響? それ、誰から聞いたん?」

「……やぁー……あのー……まぁ、調べた結果と言うか」

「……響、はっきり言うんよ?」

 はやてちゃんが笑顔で響に詰め寄る。数十秒の間。そして、ため息を吐いて。

「ほんっとうに詳しく聞いてないですし、言ってたのを聞いただけなので、これ以上はわかりません。うちの母がそう言ってたんです」

「響の……お母さんが?」

 これまた、不思議なことを。いやでも、響に魔法を教えた人物? になるのかな、そういうことならある程度詳しいかもしれない。だけど、響達がシグナムさんに会った時、まだ夜天の魔導書とは呼ばれてなかった……はず。

「えぇ、夜天の魔導書はいろんな魔法を記憶して、保管。研究するための本。制御するための機能(ユニゾンデバイス)
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