暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第13話 想いを伝える。全開で
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らの一打。それをするだけで威力の桁は大きく異なる。
 いつかスバルにも出来るようになってほしい技術だけど、アレ程の加速減速の俊敏性とシューティングアーツ(SA)との相性は微妙な所。
 それは今後の課題としてと。
 
 フェイトちゃんが響に付き合わなければ(・・・・・・・・)問題なく勝てる。
 ただし、付き合ってしまえば……いくらフェイトちゃんでも取られる可能性はある。
 
 それにしても。
 
「皆、やけに詳しいけど……やっぱり魔力戦に――空に戻りたい(・・・・)?」

 空気に緊張が走ったのが分かる。
 でもね、私もいろんな人をずっと……ずぅっと、見てきたから言えるんだよ。
 
 皆、空を飛んで戦ってたよね? って。
 
 指揮官をしたことのある人は空戦を立体的な盤面でしか捉えられないけれど、実際に空を飛んで空戦をしたことのある人は違う。
 立体的に見えてる、分かることを把握してることが大きく違っててるのに、この子達はそれを知ってる。
 あまり積極的に話してくれないけれど、ふとした時に空戦をしてる響達の映像を見てて、ハッキリと指摘出来るのは空を知ってるからだ。それも、教科書通りの回答ではない、その人に合わせた空戦機動を。
 
「さぁ? 何のことでしょ。親友が相談してきたのを答えてたら。いつの間にやら詳しくなっただけですよ」 
 
 フッと笑う優夜の言葉と共に緊張がなくなる。気がついたら、紗雪も合流して……なんだか眠そうだね。
 
「そういえば、奏も来るかと思ってたけど……どうしたの?」

「FWの皆で食堂で見るって言ってましたよ。震離は……まぁ多分医務室で見るんじゃないかなーと」
 
「そうなんだ」

 で、4人はここで見るのかな? てっきり皆と見るものだと考えてたけど。
 
「……下手すりゃ最後の見納めになるかもしれないので、生で見ておこうと」

「……まさか。まだ続けてもらうよ。だって依頼出しちゃったもん。響のデバイスの作成を」

 だから、負けてもらわないと。せっかくのデバイスが持ち手不在のままになっちゃうから。 
 
 
 ――side奏――
 
「……別にティアナのせいじゃないでしょうよー」

「……でも結果的にあの時私が馬鹿しなければ、ここまで発展しなかったじゃない」

「結果論でしょ。どっちにしろ異動要請自体は来てただろうし、この勝負自体は行われてたと思うよ」

 机に突っ伏したままのティアナを横目に見つつ、モニターに映るフェイトさんを見る。
 誰もフェイトさんが負けるとは思ってない。むしろ、響の方を心配してる。
 それは怪我とかそういう意味ではなく、本人の意思を蔑ろにするのはどうなんだろうという意味で。
 特にこれにショックを受けている
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