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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百二十八話
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いいスタイルだと思う」

「そ」

「それに、窓から入る月光が一層引き立てる。
まるで狙ったような月明かりだな」

近づいて、簪の白い肌に両手で触れる。

「いいよ。一夏」

「心臓は肉体に血液を送るポンプであり霊体の中心だ」

簪に俺の気を流し込む。

動いていなかった簪の気が、俺の気に押されて回りだす。

中心から末端へ、末端から中心へ。

「あったかい。一夏に抱かれてるみたい」

「まぁ、俺の存在の一部がお前の中に有るわけで」

「一夏は私を感じる?」

「いや。お前の中にはまだ溢れる程のエネルギーは無い」

目を瞑り、囲い火蜂のような事にならないように集中する。

が、刀奈に後ろから抱きつかれた。

まぁ、視えてたから驚きはしなかったが。

というか何故脱いでる?

「ねぇ、お姉さんは無視?」

「…………………わかったよ」

簪から片手を離す。

その手を刀奈に渡す。

「ほら」

「………………ありがと」

刀奈が俺の手を自分の心臓の上に置く。

そちらにも気を流し込む。

ゆっくりと、優しく。

30分もそうしている内に、二人とも寝息を発て始めた。

「お休み」

二人を寝かせ、部屋を後にした。












「あらあらウフフ…」

「ぴぃっ!?」

後ろ手に刀奈の部屋のドアを閉めた瞬間、朱美さんの声が聞こえた。

「刀奈の部屋で何をしていたのかしら?」

「え? あ、えっと…」

「言わなくても良いわ。ええ、いいですとも…」

シャリィィィィン……と朱美さんが小刀を抜いた。

「死になさいこの色情魔!」

「にゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

結局この鬼ごっこは楯無が止めるまで続いた。

いやまさかキスで黙らせるとは…。

漢だな楯無。

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