第7章:神界大戦
第212話「戦闘とは名ばかりの……」
[3/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
にデバイスの剣を振るい、続けて放たれた追撃を逸らす。
光輝の体勢がそれで崩れるが、フォローするように優香が魔力弾を放った。
「ッ……!」
直後、チェーンバインドが優香の体に巻き付き、入れ替わるように光輝が前に出る。
そして砲撃魔法を放つ。
「(ここまでやってようやく“弾ける”か……!)」
接近していた神がその砲撃魔法を食らい、弾かれるように吹き飛んだ。
ダメージは入っただろうが、それだけしか出来ていない。
その事に光輝は歯噛みする。
「『優香、やはり一か所に集まった方が……』」
「『そうね。でも、その前に……』」
「……合流しなくちゃ、だな」
立ち塞がる複数の神。
一人だけでも倒せないというのに、それが複数だ。
「ッ―――はぁああああっ!!」
「ふっ……!」
その時、二人を阻む神の一人が、別方向に対して砲撃を放つ。
同時に、別の神から逃げるように飛んできたなのはが突貫した。
「っづ……はぁっ!」
「ちっ……!」
その砲撃は滑るように受け流す事で躱し、そのまま魔力の刃を振るう。
しかし、当然のようにその刃は障壁で受け止められた。
「ふっ!」
「はっ!」
間髪入れずに、光輝が魔力の籠った強力な刺突を繰り出す。
さらに、同時に当たるように優香が魔力弾で援護する。
「ちぃっ……!」
「まだっ!」
―――“Excellion slash”
「シュート!」
「ぉおっ!!」
「そこよ!」
なのはが魔力を纏った魔力の斬撃を飛ばし、纏う魔力で障壁を飽和。斬撃で切り裂く。
直後、控えていたなのはの魔力弾と、光輝の追撃、優香の死角からの砲撃魔法が決まる。
「ッ、くっ……!」
「次……ッ!」
「くそっ……!」
ようやく大きなダメージを与えたのも束の間。
ここにいる神は一人ではない。
そのために、それぞれが他の神に邪魔をされる。
「『すみません!相手の数を増やしちゃいました……!』」
「『構わないさ。それよりも、よく一人で頑張った』」
「『そうね。ここからは協力するわよ』」
何とか一か所に固まりつつ、念話で会話する。
「『むしろ、一か所にいた方がまだ対応出来るわ』」
「『ああ。個々の実力は向こうが圧倒的だ。その状態分断されているのは辛い』」
「『じゃあ、皆を集めた方が……』」
念話はそこで途切れる。
神に攻撃を受け、それどころではなくなったからだ。
「くっ……!シュート!」
幸い、念話が途切れる瞬間、なのはは光輝と優香が頷いたのが見えた。
そのため、何を
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ