暁 〜小説投稿サイト〜
Re.IS〜For the love & peace〜
1.Bの災難/新たな天才
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中心には二人の人物がいて、奥にもう一人いた。
「……最悪だ。また失敗か」
「ムムム。まさかこの束さんがまたまた失敗するだなんて」
なぁにやってんだか。
「ちょっとぉ、また失敗したのぉ?もう凍結したら?」
「「いやだから燃えるんじゃないか」」
「いやいや、できるわけないでしょ。あんなシステム」
天才バカ二人が暴走する前に俺がわって入った。
「あ、レイ君!」
天才ならぬ天災、篠ノ之束。エプロンドレスにうさ耳という奇怪な姿をしているが、ISの基本理論の考察から実証までほとんど一人で行った自他共に認める天才なのだがその実態はシスコンで研究バカの残念な人だ。
「確かに設計図やデータは不足しているかもしれないが、そこのウサギとこの天っ才物理学者桐生戦兎に作れないものはない」
で、このもう一人の自他共に認める天才が桐生戦兎。ライダーシステムを組み上げこの世界を作った張本人。世界を作った何て言うと(ry。
んで、奥の人が石動美空。ここのマスターの娘さんでこの地下室に引きこもっている所謂ヒッキーである。それと同時にネットアイドルみーたんというもう一つの顔を持っている。
「そもそも、お前がこの研究に加われば万事解決なんだよ」
「それで前無理でしたよね?」
「もう昔の束さんじゃないのだよ〜!」
「お兄ちゃんだってあの時悔しがって自分の部屋のホワイトボード版真っ黒になるまで色々書いてたよね〜」
「あの後はくそ眠かっ、ってこいしいつの間に!?」
やべぇ、全然気づかなかった。
「最初からいたよ〜」
えへへ、と無邪気な笑顔を浮かべているがまさか全く気配をさとらせないとわ。こいし、恐ろしい子!
そう、俺の部屋の壁はすべてホワイトボードに変えられているのだ。あの時は普通に悔しかったから貫徹しちゃってさとりにめっちゃ怒られた。
「ま、暇ですし。実験に付き合いますか。それに俺も完成させないと気が済みませんし」
「うわー、レイ君の本音だだ漏れだー」
「それじゃ、実験を始め、「みんなテレビ見て!?」」
戦兎さんの言葉を遮るように紗羽さんが勢いよく扉を開いた。
顔の形相からしてただ事ではなさそうだ。
「紗羽さん。もしかしてこれ?」
今まで沈黙を貫てきてた美空さんがスマホを紗羽さんに向けた。
「そう!これよこれ!」
俺ら三人は紗羽さんの後ろから画面をのぞき込んだ。ちなみにこいしは背伸びしてもジャンプしても届かないため俺によじ登り肩車の体制になった。
写していた画面はYah〇o newsみたいだ。そこの記事の見出しを見て驚愕を隠せなかった。
そこには、
『世界初のIS男性操縦者現る』と書かれていた。
「「は?」」
さすがの天才二人も間抜けた顔をしていた。そして俺は、
「……最悪だ」
恩師の
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